尹大統領はこの日の午前、仏教界の元老たちに会ったことにつづき、午後にはキリスト教界の元老たちと面談したと、韓国大統領室の報道官がメディアへの公示を通じて伝えた。
ただ、具体的な対話の内容については公開されなかった。大統領室の関係者はこの日の午後の会見で「ややもすると様々な誤解や懸念を生むこともあるため、具体的には公開しないことにした」と語った。
つづけて「これからも多様な宗教界の元老の方々に会い、意見を傾聴していく予定だ」と付け加えた。
この関係者は、尹大統領が最近宗教界に足を運ぶ背景について「ご存じの通り悲劇的な事故(梨泰院事故)があり、その惨事により多くの方々が犠牲となり、遺族だけでなく国民すべてに深い悲しみと痛みがある」と語った。
つづけて「何よりも今重要なのは、政府の立場としてははたしてこのような悲劇的な事件がなぜ起きたのかについて明確に原因を究明し、それによって責任を負うべき人たちが責任をとることだ」としながらも「結局は、遺族と負傷者と犠牲者の同僚や家族・友人だけでなく、これを見守っている多くの国民が慰められ励まされ立ち上がらなければならないと考えている」と説明した。
さらに「そのような点から(尹大統領が)先週末には宗教界が行なった追悼行事に参加し、その延長線上で宗教界の元老の方々に会い、国家的悲劇を克服し国民が再び慰めと励ましの中で団結し立ち上がることができるよう助言を求め続けている」と説明した。
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