<梨泰院事故>巻き込まれた米国人大学生の父親「事故の30分前にメッセージ送ったが…」(画像提供:wowkorea)
<梨泰院事故>巻き込まれた米国人大学生の父親「事故の30分前にメッセージ送ったが…」(画像提供:wowkorea)
ソウル・イテウォン(梨泰院)での圧死事故で息子を失った米国人の父親が「世界が崩れるようだった」と吐露した。彼の息子は東アジアの国際ビジネスを学ぶため、ハニャン(漢陽)大学に通っていた。

 30日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は梨泰院事故で息子スティーブンさん(20)を亡くしたスティーブン・ブレッシーさん(62)のコメントを伝えた。ブレッシーさんはNYTに「何億回も同時に刺されたようだった。何の感覚もなく途方に暮れ、とてもショックだった」と述べた。

 NYTによると、ブレッシーさんは韓国で起こった梨泰院事故のニュースを聞き、息子をはじめ友人や政府関係者に数時間に渡って連絡した。結局、駐韓米国大使館は息子の死亡を確認した。

 スティーブンさんはジョージア州・ケネソー州立大学に通い、今学期から韓国に留学していた。以前から留学を考えていたが、新型コロナウイルスの影響で実現せず、世界的なパンデミックが落ち着いた段階で韓国行きを決めた。

 最近、中間試験を終えたスティーブンさんは土曜夜のハロウィーンに合わせて友人たちと共に梨泰院を訪れた。友人たちは被害を避けられたという。

 ブレッシーさんは「事故の30分前ごろ、息子に『君が外で遊んでいることは知っている。気を付けて行きなさい』とメッセージを送った。しかし、返信はなかった」と伝えた。

 今回の事故で死亡した米国人はスティーブンさんを含めて2人だ。もう1人の身元はまだ分かっていない。



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