614億ウォン横領、ウリィ銀行職員拘束 「証拠隠滅・逃走の恐れ」=韓国(画像提供:wowkorea)
614億ウォン横領、ウリィ銀行職員拘束 「証拠隠滅・逃走の恐れ」=韓国(画像提供:wowkorea)
会社の金、614億ウォン(約62億円)を横領した容疑を受けている、韓国大手銀行「ウリィ銀行」職員が拘束された。

ソウル中央地方裁判ヤン・ファンスン部長判事は30日、「証拠隠滅、逃亡の恐れがある」とし、ウリィ銀行職員A氏に対する令状を発令した。

白い半袖、黒いトレーニングパンツを着て、帽子を深くかぶるA氏は、この日午後2時40分頃に拘束前被疑者審問(令状実質審査)を終えて出て来た後、取材陣に「(法廷で)容疑を認めた」とし「物議を起こし申し訳ない」と述べた。

彼は2012年10月12日、2015年9月25日、2018年6月11日など、3回にわたり会社の資金約614億ウォン(約62億円)を横領した容疑(特定経済犯罪加重処罰などに関する法律上横領)で、今月28日警察に緊急逮捕された。

ウリィ銀行で10年以上勤務した次長級のA氏は、横領当時、企業改善部に勤務していた。横領金の大部分は、旧デウ(大宇)エレクトロニクスの売却に参加していた、イランの家電企業「エンテックハブ」に、ウリィ銀行が返さなければならない契約保証金であると把握された。

警察は、A氏の口座から、資金の流れを把握していたなか、横領金の一部がA氏の弟の事業資金として流れた手がかりをつかみ、前日のような疑いでA氏の弟も緊急逮捕した。弟B氏は、ニュージーランドのゴルフ場リゾート開発事業を推進し、80億ウォン(約8億円)余りの損失が出ていたことが分かった。横領額614億ウォン(約62億円)のうち、A氏は500億(約51億円)ほど、弟B氏は100億(約11億円)を分けて使ったと推定される。

警察はこの日、弟も共犯とみて同じ容疑で令状を申請したと明らかにした。 B氏の令状実質審査は、早ければ来月1日に開かれる予定だ。

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