オミクロン株による死亡者が1週間で1000人超え = 韓国(画像提供:wowkorea)
オミクロン株による死亡者が1週間で1000人超え = 韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの新規感染者が、24万3628人(6日午前0時基準)を記録している中で、死亡者がこの1週間で1000人(6日 161人を含め)を越えた。また、重篤患者も885人で、900人に迫っている。韓国政府は、新型コロナウイルスの感染者のピークを最大で38万5000人までと見ているが、大統領選挙日の9日には、感染者が30万人を超えることが確実視され、40万人を超える可能性も残っている。在宅治療者の数も112万人を超え、ウルサン(蔚山)広域市の人口(112万1592人、2021年末基準)の水準まで増加した。

 しかし、韓国政府は、小規模企業者、自営業者の被害を考慮し、飲食店、カフェなどの営業時間を5日からこれまでの午後10時から午後11時に1時間延長した。今回の措置は20日まで維持されるものと見られ、その後、ソーシャルディスタンスの大幅緩和または廃止されるものと予想される。

24万から26万人台、死亡者の増加傾向が続く

 中央防疫対策本部によると、新型コロナウイルスの感染者は24万3628人となっている(同日午前0時基準)。韓国国内での感染者は24万3540人、海外からの入国者は88人、累計の感染者は445万6264人となっている。先月28日からの推移は、13万9626人→13万8993人→21万9240人→19万8803人→26万6853人→25人4327人→24万3628人となっている。地域別の感染者は、ソウル = 4万9449人、キョンギ(京畿) = 6万6833人、インチョン(仁川) = 1万4854人、プサン(釜山) = 2万6204人などだ。

 同日、選別診療所(統合)検査件数は、55万9026件であった。陽性率は43.6%である。検査対比の陽性率は29.7%となっている。ただ、医療機関、検査専門機関(受託)、保健環境研究院などから報告された件数まで含めた正確な総検査件数は集計中である。

 入院中の重篤患者は885人。先月28日から1週間の入院中の重篤患者数の推移は、715人→727人→762人→766人→797人→896人→885人となっている。死亡者は161人で、累計の死亡者は8957人(致死率 0.20%)となっている。年代別での死亡者は20代 1人、30代 1人、50代 7人、60代 14人、70代 31人、80代以上 107人などとなっている。

防疫当局は、50代以下の死亡者9人全員が基礎疾患のある者であったと明らかにした。

 全国の重症者専用病床の稼働率は56.4%を記録している。首都圏の重症者専用病床の稼働率は52.8%となっている。在宅治療者は112万50人、このうち集中監視群は17万2831人となっている。

 新型コロナウイルス予防接種対応推進団は、新規の1回目のワクチン接種者は、2281人、累計 4487万2508人、累計接種率は87.4%。新規の2回目の接種者は、5577人、累計 4439万4032人、累計接種率は86.5%。新規の3回目の接種者は、5万2160人、累計 3180万986人、62.0%を記録していると発表した。
Copyrights(C)wowkorea.jp 75