北京冬季五輪期間中は情報の拡散が統制されていたと見られるが、事件への怒りの声が高まったことで、当局は23日、人身売買を含めた事件の調査結果を公開した。
事件は先月26日、中国のブロガーが江蘇省徐州市豊県の小屋で鎖につながれた女性(44)の映像をSNS上に投稿したことで世界に拡散した。同ブロガーは女性の夫が彼女との間に8人の子供がいると話すようすも公開し、事件は「8児の母親事件」などと呼ばれている。
江蘇省当局は23日、女性が1998年に3回に渡って人身売買に遭った末、夫であるドゥン氏と暮らすことになったと伝えた。1度目の人身売買では5000元(約9万600円)で売られていたことも分かった。
ドゥン氏によると、女性は1999年から2020年までに8人の子供を出産。第1子は助産師によって、第2子と第3子は保健所でそれぞれ誕生し、その後は自宅で分娩したという。
当局は女性が2017年から精神疾患の症状があらわれ、その頃からドゥン氏による鎖で首をつなぐなどの残酷行為が始まったとしている。
中国メディア「中国婦女報」は22日、「全国的に女性誘拐事件に対する調査を建議する」というタイトルの記事を掲載し、政府次元の対応を訴えた。
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