(画像提供:wowkorea)
(画像提供:wowkorea)
英国オックスフォード大学が11日(現地時間)に発表した国ごとの新型コロナウイルス対策の厳格度指数で、韓国は100点満点中39.35点だった。先月末までは、韓国はこの指数で、感染防止のための規制が厳しいとされるシンガポール(44.44点)よりも高い47.22点だった。

この指数は、私的な集まりの人数制限や不特定多数が利用する施設の運営など、9つの分野の感染防止対策を評価し算出したもので、点数が高いほど対策が厳しいことを意味する。

韓国は今月1日から「段階的な日常回復(ウィズコロナ)」へ移行した。韓国メディアは「専門家だけでなく、防疫当局内でも一度に過度な規制緩和をしたのではないかという懸念が出ているが、この指数もそれを裏付ける形となっている」(韓国の公共放送KBS)などと伝えている。

今回、主要20か国・地域(G20)のうち韓国より指数が低かった国はメキシコ(35.19)とスロベニア(36.11点)の2か国だけだった。

韓国は「ウィズコロナ」への移行に伴い、私的な集まりの人数制限を緩和。首都圏は10人まで、それ以外の地域では12人まで認めている。レストランやカフェは24時間営業が可能となった。

しかし、12日の韓国内における1日の新規感染者数は2325人。4日連続で2000人を超えた。重症者も増加傾向にある。12日は485人となり、こちらも4日連続で過去最多を更新した。

韓国政府は、ウィズコロナへの転換は、6週間ごとに3段階に分けて実施することにしている。現在の第1段階に続き、12月13日からの第2段階では、屋外におけるマスクの着用義務の解除を検討。来年1月24日からの第3段階では、施設の運営や行事の実施、私的な集まりに関する制限を全て解除する計画だ。

しかし早速、韓国メディアからは一気に防疫措置を緩和し過ぎたとの指摘が出ており、中央日報は「季節的な状況を考慮して、徐々に防疫措置を緩和する必要がある」とする専門家の声を伝えている。また、朝鮮日報は「感染拡大や重症者の増加などが続けば、(ウィズコロナの)第2段階への移行は困難との見方も出ている」と報じた。

韓国の保健福祉部(部は省に相当)のクォン・ドクチョル長官は、12日に開かれた韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の会議で60歳以上の感染者が増えている点を指摘。接種を終えてから時間が経過した高齢者の間で、ワクチンの感染予防効果が低下し感染する「ブレイクスルー感染」が広がっているとの見方を示した。

韓国も日本と同じく、高齢者を優先しワクチン接種を行っていた。クォン氏は「追加接種と防疫管理に万全を期し、段階的な日常回復を続けていく」としていた。コロナワクチンの接種完了率は日本を追い越した78.1%を記録している。

このような状況で、韓国メディアは9月以降、日本の感染者が劇的に減り、落ち着いた感染状況が続いている日本に注目。「コロナ・ミステリー」などといった羨ましさと疑惑を入り交えた報道をしている。

しかし、7月から感染の「第4波」が依然続き、重症者がここに来て過去最多となる韓国の状況こそが「コロナ・ミステリー」との声も上がっている。その原因としては、ワクチン供給遅延による接種間隔や厳格な温度管理に対する疑惑が上っている。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6