韓国外交部の林甲守・平和外交企画団長(左、資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部の林甲守・平和外交企画団長(左、資料写真)=(聯合ニュース)
【ワシントン、ソウル聯合ニュース】韓国外交部は2日、同部の林甲守(イム・ガプス)平和外交企画団長が1日(現地時間)に米ワシントンで米国務省のチョン・パク北朝鮮担当特別副代表と局長級協議を開いたと発表した。協議には韓国の統一部と青瓦台(大統領府)関係者も出席した。

 協議では北朝鮮への人道支援を巡り、大詰めの調整を行ったもようだ。

 韓国外交部と米国務省は協議について、朝鮮半島情勢や北朝鮮への人道支援、北朝鮮との対話再開などについて議論したと明らかにした。また、韓米の高官協議で議論された北朝鮮との信頼構築措置などさまざまな方策を履行するため、実務レベルで意見交換を行ったと説明した。

 韓国と米国は新型コロナウイルスの感染拡大、国際社会による制裁の長期化、豪雨による水害という「三重苦」に見舞われている北朝鮮に対する人道支援を議論してきた。現在、大詰めの協議を行っており、支援物資としては防疫物資や飲み水用の浄水剤などを検討中。新型コロナウイルスワクチンの支援は具体的に議論していないもようだ。

 韓国外交部で北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長と米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は先月18~19日にワシントンで、同23~24日にソウルで対面協議を行っている。


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