外交関係者によると、王毅外相は来週1泊2日の日程で韓国を訪問し外相会談を行ない、文大統領とも会うことが伝えられている。
特に王毅外相の訪韓は、バイデン政権が発足してから初めてのことである。
5月の米韓首脳会談では「米韓同盟を安保から経済へと拡大させた」という評価を受けている。また米韓共同宣言では「台湾海峡の安定と平和」「“クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)”の重要性」など中国が敏感に反応する問題が含まれていた。このことに対して中国は「火遊びはするな」と反発している。今回の王毅外相の訪韓が、米中対立の中「韓国の立場を確認する」場になるものとみられる理由である。
また王毅外相は今回の訪韓を通じて「ファイブ・アイズ(Five Eyes)」に対する韓国の立場を要求する可能性もある。最近 米国下院軍事委員会が「ファイブ・アイズ」と呼ばれる機密共有同盟に韓国を加入させる法案を通過させた。この「ファイブ・アイズ」は中国を狙ったものあることから、中国は官営メディアを通じて「組織暴力団のコミュニティだ」と強く反発している。
一方、習近平 中国国家主席の訪韓と中韓首脳会談についても話し合われるものとみられている。
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