世界的な半導体供給難...注文から納品まで20週間以上=韓国報道(画像提供:wowkorea)
世界的な半導体供給難...注文から納品まで20週間以上=韓国報道(画像提供:wowkorea)
世界的な半導体供給難が深刻化している。半導体チップが必要な会社が、注文してから製品を受け取るまでにかかる時間が20週以上に延びた。

ブルームバーグ通信は10日(現地時間)、情報通信(IT)専門調査会社サスケハナ・フィナンシャル・グループの報告書を引用し、ことし7月の半導体メーカーのリードタイム(発注から納品までにかかる時間)が20.2週を記録したと報じた。

これは前月比8日以上増加しており、データ集計を開始した2017年以降、最長期間である。

特に、自動車、産業機器及び家電製品の機能を制御するマイクロコントローラユニット(MCU)の不足が急増した。

MCUチップのリードタイムは、26.5週を記録した。これまでは注文から納品まで平均6〜9週間ほどだったが、3〜4倍の時間がかかることになる。

リードタイムは、半導体チップの需要を確認するために投資家が注目していた指標であり、一般的には需要低迷現象が現れた。

しかし、コロナパンデミック以降、半導体チップの顧客が長期供給を約束する傾向を見せている。これにより、半導体チップ製造業界の経営陣は、投資家がこれまでのような仮定をしてはならないと指摘した。

世界的な半導体不足は、自動車製造業界で最も深刻である。このため、自動車メーカーは、今年1000億ドル以上の損失が予想される。最近は、アップルをはじめとするIT企業からも同様の懸念が出始めている。

ブルームバーグは、MCUなどのリードタイムが歴代最高を記録したことについて、「自動車及びコンピュータメーカーの半導体需給がさらに悪化したことを意味する」と説明した。

続いて「それでも、幸いな事にスマートフォン、太陽光発電などすべての分野で電気の流れを調節する半導体である電力管理チップのリードタイムは短くなったということ」と付け加えた。

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