(画像提供:wowkorea)
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韓国の大学生A氏は、少し前から耳がよく聞こえず痒みがあり、先週には耳から膿汁まで出てきたため近くの病院を訪ねたところ、外耳道炎の診断を受け治療中である。コロナで外出が減りながら家の中でスマートフォンで映像を見る時間が増え、無線イヤホンを長時間利用し耳から異常反応が出たという。A氏は、線のない使いやすさで外部の騒音を効果的に遮断し、勉強、運動、交通機関の移動だけではなく寝る前までスマートフォンで動画を視聴しながら無線イヤホンを耳に入れ寝てしまう日も度々あったが、これからは無線イヤホンの使用を自制しようと決めた。

外耳道は耳介から鼓膜に繋がる通路を言う。外部の細菌と直接接触する部位のため自己防御手段を持っている。代表的には耳垢が挙げられる。このような防御手段が様々な原因のために均衡が乱れ細菌と真菌等によって感染する場合を外耳道炎という。

通常夏の時期、暑く湿気の多い気候の特性と休暇の時期に流行る水遊びから外耳道炎が頻繁に起こる。実際に、健康保険審査評価員の2015年診療人数によると全158万人中、最も暑い8月が(約28万人)最も少なかった2月(約16万人)よりも1.8倍多いということがわかった。最近には長時間イヤホンや補聴器を使用しての耳垢異常、外耳道異物、皮膚疾患、糖尿病、免疫低下等による外耳道炎の批准も高まっている傾向だ。

外耳道炎の場合、初期にはA氏のように大きな異常が観察されなかったが、耳が痒く詰まった感じが現れた。以降、急性炎症期に進行した場合は、痛みと共に酷い場合は化膿性、滲出性膿汁が発生する。4週間異常炎症が持続すると慢性炎症期で外耳道皮膚が厚くなり内径が狭まる。

外耳道を観察し異径検査を通じて診断が可能であり、聴力が低下する場合は聴覚検査を施行しもする。炎症の原因を除去することが何よりも大切だ。また炎症のための痛み調節と外耳道の清潔のためにも薬物治療を施行することもある。

デドン病院の耳・鼻・喉センター、ノ・ヨンジン課長は「暑く湿気の多い夏の時期に無線イヤホンを長時間使用する場合は、耳の中が湿り細菌が繁殖するのに最適な環境が作られるためイヤホンの長時間使用を控え周期的に耳の中を喚起させねばならない」と話し、「最近は防水の無線イヤホンまで登場しシャワー後や運動時にも無線イヤホンを使用する場合があるが、この時耳が濡れるため注意が必要だ。耳に触れるイヤーチップは随時消毒をすることがよい」と助言した。
またノ課長は、「外耳道炎は比較的簡単に治療できる疾患ではあるが、放置する場合には慢性化することがあるので初期症状の時に耳鼻咽喉科専門医に行き診療をせねばならない」とも付け加えた。

外耳道炎予防のためにはシャワー、水遊びなど普段耳の中で水が入らないよう気を付けねばならず水が入ったら耳を横に倒し自然に流れるようにせねばならない。何より綿棒など 堅い物質を利用し拭いたりかいたり等の行動は外耳道を刺激するため控えるべきである。

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