首脳会談後、共同会見を行う文大統領(左)とバイデン大統領=(聯合ニュース)
首脳会談後、共同会見を行う文大統領(左)とバイデン大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日午後、5日間の米訪問日程を終え、ソウル空港(軍用空港)に帰国した。 文氏は22日未明(日本時間)、米ホワイトハウスで開かれたバイデン米大統領との初の首脳会談で、対話・外交を通じた朝鮮半島問題解決、グローバルワクチンパートナーシップ構築、半導体・バッテリーなど新産業分野での協力強化などに合意した。 新型コロナウイルスなどグローバル課題への対応で、韓米同盟の役割を拡大することになる。 とりわけ、今回の首脳会談を機に韓米間の経済同盟が強化された。 文氏の訪米中に行われた経済関連の会議で、サムスン電子など韓国の主要企業が計44兆ウォン(約4兆円)規模を米国に投資すると発表したほか、韓国のバイオ医薬品大手、サムスンバイオロジクスと米モデルナ社がコロナワクチンの委託生産契約を締結した。今後、韓国内の工場でワクチンの生産が行われる。 また、朝鮮戦争の英雄、ラルフ・パケット・ジュニア元大佐(94)への名誉勲章授与式、米ワシントンの公園での朝鮮戦争戦没者追悼の壁の着工式など、韓米同盟関連の日程に出席した。 文氏は6月に英国で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、バイデン氏と再会する予定。
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