前々号「愛こそすべて」の中で、ロシア語は私にとって、 片思いの相手のようなもの、
と書きました。

そんなことを考える中でふと気付いたのですが、片思い……、 対象が人であれ
なんであれ、片思い自体が若い頃は「辛(つら)い」 ものだったのに、
いまは辛くない、 むしろある意味心地良くなっていることに気付きました。

これは、歳をとって丸くなったのか?丸くなるとは? いろいろ思いを巡らせましたが、
どうやらある一定のラインで諦める、 見返りを求めないからかなと思い至りました。

例えば、ロシア語の上級者になることがどれだけ大変か、 そのためには何が必要か、よくわかります。
だからといって諦めて何もしないのではなくて、 好きだから勉強し続ける、
しているといろいろ発見したり気づきがあったり、 なによりその世界に
接していること自体が嬉しく、楽しい……。ああ、 これで良いのでは、と思ったのです。

もちろんその中で検定試験を受けたり、 旅行に行って話して成果を確認しつつ……。
あ、これは見返りなのか?!

もちろん成果があると嬉しいけれど、さておいて、とにかく、
「好き好き言っていればいい、 相手がどういう反応をしようと関係なく…!」
これはこれで、なんとも言えない幸せを感じます。

짝사랑도 보답을 기대하지 않는 한 나쁘지 않을 거예요.
(ッチャkサランド ポダブr キデハジ アンヌナン ナップジ アヌr コエヨ
/片思いも見返りを期待しないなら、悪くないですよ)

見返り、は、「보답(ポダp/[報答])」ですね。

ということで、「片思いのススメ」を皆さんにお届けします。



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