普段生活しているとあまり気付かないと思いますが、日本は「いちいち確認をする
(許可を取る)」人が多いというか、それがマナーだと思っている節がありますね。
私も以前は気付かずにいたのですが、以前、韓国のタレントさんが、日本のテレビ
番組で、「家に招いた仲の良い日本人が、’トイレ借りていい?’と言うん
ですよ、おかしいですよ!私とその人の関係で、なんで許可を取らない
といけないの?」と。
なるほど、トイレに行こうとしている日本人は’トイレに行くね’という意思を
そのように表現しているのに対し、 聞かれた韓国人は、「借りていい?
と聞くだなんて、ダメと言ったらどうするの?(さっさと)行けば? 」と思うわけ
ですね。
確かに韓国語で、
「화장실 빌려도 돼요?」(ファジャンシr ピrリョド トェヨ?/トイレ借りていいですか?)
はほとんど聞いたことがありませんね。先生方に聞いたところ、
「화장실 써도 돼요?」(ファジャンシr ソド トェヨ?/トイレ使ってもいいですか?)
だったらまだいいかな、とおっしゃる先生がいました。なるほど、そもそも
「借りる」が不自然なんですね。トイレは動かないものだから。
そしてある先生は、いや、そもそも「-아/어도 돼요?(~ドテヨ/~てもいいですですか?)」
自体がひっかかる。
「화장실 어디예요?」 (ファジャンシr オディエヨ/トイレ、どこですか?)
「화장실 갔다올게.(ファジャンシr カッタオrケ/トイレ行ってくるね)」
で充分なのだと。仲の良い友だちなら、
「화장실 좀...」(ファジャンシr チョm/ちょっとトイレ…)
とつぶやくだけでOKとも。
夏に韓国に行ったとき、この日本語(日本人)と韓国語(韓国人)の持つ
「~ていい(ですか)?」の感覚の違いを久しぶりに思い出した出来事があったのです。
そのエピソードについては……、次週に続きます!
- <著者-パク・ヒジン>
skype韓国語教室CROSS OVER講師
日本に留学して音楽を勉強した経験を生かして、K-POPやドラマを使って韓国語を教えています。 この記事では、生徒さんの疑問に答えるという形でワンポイントレッスンも付け加えています。 私の記事を読んでくださった方が、少しでも韓国語の勉強に役立ててくだされば、嬉しいです。
- <著者-パク・ヒジン>
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
skypeを使った、韓国在住のネイティブ講師とのレッスン。
目的に合わせて、会話クラスから、K-POP、ドラマ、試験対策まで学習できます。
通学型の教室よりも低価格で、会話力が身に付くレッスンです。
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
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