李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁が、保守新党旗揚げ準備に拍車をかけている。大統領選挙以降、大統合民主新党内で対立の兆しが見え、ハンナラ党内部も微妙な力争いの様相を呈していることから、保守新党の枠を可能な限り早期に整え、双方から離脱した勢力を吸収する狙いと思われる。李元総裁は大統領選直後から迎入対象者らと接触を持っているほか、22日には国民中心党の沈大平(シム・デピョン)代表と会談した直後に、保守新党設立作業を行う主体として「3人会議」の構成を指示したと伝えられた。
 この「3人会議」には、李元総裁から旗揚げ実務の全権を委任された姜三載(カン・サムジェ)前戦略企画チーム長と許聖雨(ホ・ソンウ)前政務チーム長、国民中心党から沈代表の側近、イ・ヨンジェ戦略企画委員長が参加する。姜前戦略企画チーム長が24日に聯合ニュースの電話取材に対し明らかにしたところによると、23日に初の会議を行い、旗揚げに伴う実務作業に着手したという。2~3日後には輪郭が見えてくるだろうとし、準備委員会の発足、発起人大会などの手順を経て、最大限早期に旗揚げにこぎつける考えを示した。今週中、遅くとも週末までには準備委員会を発足させるものと思われる。

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 これに関連し沈代表は、平和放送ラジオ番組に出演し、自身と数人の関係者、李元総裁が接触を行っていることを明らかにした。来年1月中には旗揚げ作業を終え、1月末から2月初旬の間に創党大会を開催することを計画しているという。保守新党について沈代表は、国民中心党を中心とするのではなく新しくクリーンな経験勢力による新党だと説明し、既存の政界に食傷している国民に新たな活路を開くことのできる第3の新党旗揚げが絶対に必要だとの考えを示した。既存政党との連帯も考慮していないという。


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