韓国　きょうのニュース（８月２２日）

◇凶悪犯専用の刑務所新設・被害者の治療費全額支援　政府・与党が検討　韓国で無差別襲撃事件など凶悪犯罪が相次いでいることを受け、政府と与党「国民の力」は２２日、国会で政府・与党協議会を開き、凶悪犯専用の刑務所を新たに設ける方策などを議論した。また、犯罪被害者の治療費が上限額の５０００万ウォン（約５５０万円）を超えた場合も全額支援するほか、自傷他害行為の危険性が高い精神疾患患者に対し入院措置を取れるようにする方針だ。不特定多数を対象にした殺人予告などを処罰する公衆脅迫罪、公共の場で他人に危害を及ぼす恐れのある凶器を所持することを禁じる公共場所凶器所持罪も新設する方針だ。◇北朝鮮機が北京空港に着陸　３年７か月ぶり　北朝鮮国営の高麗航空の旅客機が中国の首都・北京に着陸した。北朝鮮の旅客機が北京に着陸したのは、２０２０年１月に中国で新型コロナウイルスの感染が拡大して以来約３年７カ月ぶり。ただ、乗客がいたかどうかは確認されていない。空港の駐車場では在中北朝鮮大使館の車が駐車登録を行ったとされ、北朝鮮の高官が北京に到着したか、北朝鮮大使館に滞在している関係者が飛行機で北朝鮮に戻る可能性が指摘されている。◇全経連が「韓国経済人協会」に名称変更　サムスンなど主要４グループ系列社がまず再加入　経済団体の全国経済人連合会（全経連）は臨時総会を開き、「韓国経済人協会」（韓経協）への名称変更や傘下のシンクタンク、韓国経済研究院の韓経協への吸収統合などを盛り込んだ定款変更案を議決した。前会長が退任して空席だった会長には、防衛関連事業などを手掛ける豊山グループの柳津（リュ・ジン）会長（６５）が選任された。韓国経済研究院の韓経協への吸収統合が決まったことを受け、韓経協が同院の会員企業を引き継ぐことになった。これにより、サムスンなど主要４グループが全経連を脱退した後も同院の会員だった各グループの系列企業は韓経協に再加入する。