油類税引き下げを10月末まで延長　原油高と国民の負担考慮＝韓国

【世宗聯合ニュース】韓国の秋慶鎬（チュ・ギョンホ）経済副首相兼同部長官は16日、ガソリンや軽油に課す「油類税」の引き下げ措置を10月末まで2か月間延長すると発表した。

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　秋氏は記者団に対し、「国民の負担緩和と国際原油価格の上昇傾向を踏まえ、10月末まで現在の弾力税率を維持する」と述べ、10月の国際原油価格の動向を確認して追加方針を決めると説明した。

　油類税はガソリンが25%、軽油とブタンを主成分とする液化石油ガス（LPG）はそれぞれ37%引き下げられている。ガソリンは今年1月から、軽油とLPGは昨年7月から現在の引き下げ率が維持されてきた。

　今回の2か月間の一時延長措置は、税収などを考慮して引き下げ措置を終了するか段階的に縮小すべきだという政府側の立場と、国民の生計負担軽減のために延長すべきだという国会側の立場の折衷案と受け止められる。