セルフサービスのガソリンスタンド(資料写真)=(聯合ニュース)
セルフサービスのガソリンスタンド(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が4日発表した消費者物価動向によると、6月の消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇した。上昇率が3%を下回るのは2021年9月(2.4%)以来、1年9か月ぶり。石油類の大幅な価格下落がインフレ圧力を弱めている。

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 消費者物価の上昇率は昨年12月の5.0%から今年1月には5.2%と小幅に拡大した後、2月が4.8%、3月が4.2%、4月が3.7%、5月が3.3%と鈍化が続いている。

 6月の物価指数を品目別にみると、石油類は前年同月比25.4%下落した。下げ幅は統計を取り始めた1985年1月以降で最も大きい。軽油は32.5%、ガソリンは23.8%、自動車用液化石油ガス(LPG)は15.3%、それぞれ下がった。

 一方、電気・ガス・水道は25.9%上昇した。サービスも外食価格(6.3%上昇)を中心に3.3%上がった。農畜水産物は0.2%の上昇。前月比では小幅下落した。

 変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価の上昇率は4.1%で、昨年5月(4.1%)以来の低水準だった。生活実感に近い生活物価指数の上昇率も2.3%に鈍化し、2年3か月ぶりに3%を下回った。

 統計庁の担当者は「石油類価格が下落し、サービス部門の上昇率も鈍化したことで、消費者物価全体の上昇率が2021年9月以降で初めて2%台に下がった」と説明した。


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