金大法院長、国会虚偽説明疑惑で検察捜査…与党「徹底的に捜査すべき」=韓国(画像提供:wowkorea)
金大法院長、国会虚偽説明疑惑で検察捜査…与党「徹底的に捜査すべき」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国検察は、イム・ソングン(林成根)元高裁部長判事の辞表受理を拒否した疑いで告発されたキム・ミョンス(金命洙)大法院長に対し、本格的な捜査に乗り出した。マニートゥデイなど韓国メディアによると、金大法院長は昨年5月、国会で辞表受理を拒否した理由について「弾劾問題で辞表を受理できないという趣旨の話をした事実はない」と説明したが、これが虚偽ではないかと疑われている。与党「国民の力」の補佐陣協議会は「晩時之歎(時期を逸した嘆き)だが、よかった」とし、検察に徹底的な捜査を求めた。

キム・インギョン の最新ニュースまとめ

 金大法院長は、司法壟断(ろうだん)事件に関与した疑惑を受けた林元部長判事が裁判所に辞表を提出した際、「弾劾しようと、あのように仕掛けているのに、私が辞表を受理したとしたら、国会でどんな話を聞かなければならないか」と話したとされる。しかし、今年2月の国会でこの発言を否定し、「弾劾問題で辞表を受理できないという趣旨の話をした事実はない」と説明した。この発言について、「国民の力」は同月、金大法院長を職権乱用、虚偽公文書作成及び行使、公務執行妨害などの容疑で検察に告発した。

 韓国検察は23日、金大法院長の側近として知られるキム・インギョン(金仁謙)ソウル高裁部長判事を召喚し、事情聴取した。金部長判事は、林元部長判事の辞表提出時期に裁判所の行政処次長だった。金大法院長が林元部長判事の辞表を却下した過程を最もよく知っている人物とみられる。

 補佐陣協議会は「金大法院長に対する捜査は決して避けてはならない重大な事案」とし、「協議会は、司法部の黒い歴史である金大法院長の職権濫用と国会妨害事件に対する真相究明のため、検察の迅速かつ徹底的な捜査を求める」と述べた。

 金大法院長については、文化日報が23日付の社説で、「金大法院長はウリ法研究会(進歩系弁護士グループ)の出身など、特定の政治的傾向を持つ裁判官を要職に任命した。文政権の主要人物の裁判は、前例のないほど遅れたり、常識外の判決が出た」と非難した。
Copyrights(C)wowkorea.jp 104