金賢淑、女性家族部長官(画像提供:wowkorea)
金賢淑、女性家族部長官(画像提供:wowkorea)
韓国女性団体連合は3月8日の女性の日を前に、クォン・ソンドン(権性東)国民の力(与党)議員、キム・ヒョンスク(金賢淑)女性家族部長官などを今年の‘性平等障害物’に選定したと4日、明らかにした。

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女性連合は「昨年5月、権議員は所管業務の移管計画なしに女性家族部の条項だけを削除する政府組織法改正案を発議し、女性家族部性平等文化事業『バターナイフクルー』がフェミニズムに傾倒したとして、電話1本で中断させた」と批判した。

続いて「金長官は国家性平等政策推進体系の最高責任者としてしなければならない役割を無視かつ放棄した。女性家族部廃止を骨子とする政府組織改編について『権限強化』として事実を歪曲(わいきょく)した」と指摘した。金長官がイナ(仁荷)大学性暴行事件、シンダン(新堂)駅ストーキング殺害事件について「女性への暴力ではない」と述べたことも‘性差別に対する無知と無責任’と評価した。

この他、女性連合は職場内いじめで雇用労働部の処分を受けたにもかかわらず、被害者に反省していないトンナムウォン(東南原)セマウル金庫、数回電話しても出なかったらストーキングで処罰できないという決定を下したインチョン(仁川)地裁刑事9単独裁判部、ストーキング殺人事件以降は女性労働者を当直勤務から排除するとしたソウル交通公社、職場内セクハラを隠蔽(いんぺい)したポスコなどを性平等障害物に挙げた。

中央行政機関としては、2022改正教育課程から‘性少数者’、‘性平等’、‘再生産’の表現を削除し、性少数者の存在を消した教育部、妊娠中絶誘導剤導入を遅延させた食品医薬品安全処が選定された。

一方、‘今年の女性運動賞’は全国化学繊維食品産業労働組合パリバゲット支会に贈られた。SPCグループの労組差別と脱退脅迫の渦中にもパリバゲットの反人権、反労働問題を公論化したという点が高く評価された。女性連合は「少数労組という不利な条件でもSPCを交渉テーブルに引き出し、団体協約に準ずる合意を成し遂げたという点で意味が大きい」と説明した。

‘特別賞’は故イム・ボラ(林ボラ)牧師が受賞した。女性連合は故林牧師が反性暴力、差別禁止法制定運動に参加し、教会内の性暴力事件被害者を支持し、再発防止対策を用意することに努めたと明らかにした。

‘性平等の足掛かり’には、米軍基地村‘慰安婦’問題に対する国家責任認定最高裁判決を引き出した122人の原告と代理人団、キャディー特殊雇用労働者の労働権を拡張した全国女性労働組合常緑CC分会、海軍上官による性少数者女性軍性暴行事件共同対策委員会弁護団、チョンジュ(清州)フェミニストネットワーク‘あの子たち’などが選定された。

女性連合はこの日、ソウル広場で世界女性の日を記念して第38回韓国女性大会を開催し、このようなリストを発表した。

女性連合は行事で「『女性』と『性平等』が削除される退行の時代を生きているが、より一層激しく性平等社会への変化を促すためにこの場に集まった」と明らかにした。

毎年、世界女性の日の頃に開かれる韓国女性大会は、1985年に女性評議会など、14の女性団体によって初めて開催され、1987年からは韓国女性団体連合の主管で開かれている。

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