韓国首相「超警戒態勢で」…仁川空港で「中国発入国者」対象PCR検査を点検

韓国のハン・ドクス（韓悳洙）首相は2日「中国からのすべての入国者を対象にしたPCR検査」を開始したインチョン（仁川）国際空港を訪れた。

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韓国防疫当局はこの日から、中国発の航空便や船便で韓国に入国するすべての人がPCR検査を受けるようにする強力な防疫措置を施行した。

韓国首相室は、報道資料を通じて「ハン首相は仁川空港内のPCR検査場および検査後の待機場所を訪問し、防疫措置の現場履行の状況を点検した」と伝えた。

ハン首相は取材陣に「これから（状況が）どのように流動的に変わるかわからないので、最大限の警戒心をもって見守っていく」とし「必要なら待機場所も直ちに増やし、必要な人材もすぐさま投入されるよう超警戒態勢をとっていく」と語った。つづけて「このようなすべては、全国民を安全に保護しようとする措置であることをしっかり理解していただけたらと思う」と付け加えた。

ハン首相は、チェ・ジョンヒ国立仁川空港検疫所長から検疫対応状況などの報告を受けた。チェ所長は「仁川空港第1ターミナルは、今後の需要により1000人まで検査が可能だ。待機場所は第1ターミナルの1階に300人、第2ターミナルの地下1階に200人ほど収容が可能なスペースを設け、さらに拡張が可能だ」と説明した。

またチェ所長は「（この日の）午後2時基準で短期滞在者72人が入国し、検査結果が出た24人のうち2人が陽性であった」と明らかにした。つづけて「通常の検査時間は1時間～1時間30分ほどかかり、長くかかっても3時間以内に検査結果が出るように措置を講じている」と説明した。