「イースター航空不正採用疑惑」韓国議員、嫌疑なしと判断「証拠不十分」＝韓国警察

韓国の無所属イ・サンジク議員の「イースター航空不正採用」疑惑に対して警察が嫌疑なしと判断した。

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　29日、警察によると、ソウル江西警察署は業務妨害と収賄後の不正行為などの容疑で告発されたイ議員とチェ・ジョング元イースター航空代表らに対して、去る22日に証拠不十分として不送致の決定を下したという。

　イ議員はチェ元代表とともに2014年から2015年まで特定の志願者をを採用させたという疑惑がもたれている。乗務員の採用過程で人事チームに特定志願者を推薦し、採用基準に及ばない志願者が合格すると賄賂（わいろ）を受け取ったというのだ。疑惑が浮き彫りになると、市民団体「司法試験準備生の会」は昨年5月、イ議員を告発した。

　警察の調査結果、イースター航空の事務所が移転し、当時使用したパソコンの行方がわからないなど、家宅捜索を通じて証拠資料の確保が難しいことがわかった。警察はこの告発の件について、「真偽が不明で被疑者の容疑を認めるだけの証拠がない」と不送致決定の理由を明らかにした。