韓国　きょうのニュース（４月２５日）

◇来月中旬に韓米首脳会談　朝鮮半島の非核化具体化へ 　文在寅（ムン・ジェイン）大統領が来月中旬ごろ、米国を訪問し、トランプ大統領と首脳会談を行う見通しだ。韓国青瓦台（大統領府）高官は２５日、記者団に対し、韓米首脳会談の時期について、「来月中旬ごろ」として、「最終的に確定していないが、そのころとみられる」と明らかにした。韓米首脳会談では文大統領が南北首脳会談の結果を説明。朝鮮半島の非核化に向けたロードマップ（行程表）を具体化する見通しだ。朝鮮戦争の「終戦宣言」についても議論するとみられる。◇文大統領側近議員の補佐官を聴取へ　ネット世論操作事件　 　ソウル地方警察庁はポータルサイト最大手ネイバーで文政権を批判する書き込みへの賛同者数を不正に水増し、業務妨害罪で起訴された与党「共に民主党」党員の男の知人から現金５００万ウォン（約５０万円）を受け取ったとして、文大統領の側近の金慶洙（キム・ギョンス）国会議員の補佐官に対し、３０日に出頭するよう要請した。補佐官は男が拘束された後に現金を返したという。◇駐韓米大使にハリス太平洋軍司令官を指名へ　　　　ＡＰ通信は２５日（現地時間）、ハリス太平洋軍司令官が駐韓国大使に指名されると報じた。ハリス氏は２月に駐オーストラリア大使に指名されており、異例の変更となる。米紙ワシントン・ポストによると、トランプ大統領が国務長官に指名したポンペオ中央情報局（ＣＩＡ）長官がハリス氏の指名を提案したという。駐韓米大使は前任のリッパート氏の離任以来、１６カ月にわたり空席となっている。◇トロント車突入　韓国人重傷者を新たに確認　カナダ東部のトロント市内で２３日午後（現地時間）、ワゴン車が歩道に突っ込み多数が死傷した事件で、韓国外交部は韓国人の重傷者２人が新たに確認されたと明らかにした。これにより、現在までに確認された韓国国籍の死傷者は計５人で、２人が死亡、３人が重傷を負った。◇大韓航空と税関の癒着疑惑　韓国関税庁が内部監察実施　韓国・関税庁が大韓航空と一部税関の癒着疑惑に対し内部監察に乗り出したことが２５日、関係当局の話で分かった。税関と大韓航空を巡っては、税関職員が航空機の座席を最前列にしてほしいと頼んだことを示す大韓航空の社内電子メールが最近公開され、癒着が指摘されている。大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの創業家の私物が税関の検査なしで持ち込まれたとする元社員の証言もある。◇ＴＨＡＡＤ基地の工事本格化　車両・工事関係者が内部に　韓国軍当局は２５日午前、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ、サード）」が配備された南部・慶尚北道星州郡にある基地の施設工事のため、民間車両１５台、軍の車両７台と工事関係者約２０人を基地内部に入らせた。工事は今後３カ月間続く予定で、反対する市民団体や周辺住民らとの摩擦が予想される。