共同委員会のソウル開催は、FTAの綱引きの序盤で韓国が先手を取ったといえる(イメージ)=(聯合ニュース)
共同委員会のソウル開催は、FTAの綱引きの序盤で韓国が先手を取ったといえる(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)に関する共同委員会がソウルで開催されることになった。米国は先月12日、FTAの改定に向け、ワシントンでの共同委員会開催を求める書簡を韓国政府に送っていた。韓国政府はソウル開催を主張し、米国が譲った格好だ。 韓国産業通商資源部によると、米通商代表部(USTR)の高官ら代表団が22日、共同委員会のため来韓する。ライトハイザー代表は来韓せず、米国からテレビ会議で韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長(次官級)と意見を交わす予定だ。 米国は共同委員会をワシントンで開催するよう求めていた。トランプ米大統領が「ひどい取引」と呼んだ韓米FTAの改定に強い意思を打ち出すため、米国で開催して世論の関心を集めようとした。ホームグラウンドで交渉を有利に進めたい考えもあった。 しかし、韓国政府は韓国で開催するよう繰り返した。FTA協定文では、原則的に共同委員会は要請を受けた側で開催すると定めており、韓国政府はこれに従うべきと強調した。 産業通商資源部の関係者は18日、「ソウル開催は、米国としては譲歩」と述べた。韓国が強い態度に出た結果だとしている。
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