韓国・ソウル近郊に位置する京畿道道議会のチェ・ジョンファン議員が29日、「教育部による小学校教科書への漢字併記推進撤回要求建議案」について代表発議したことが明らかになった。(提供:news1)
韓国・ソウル近郊に位置する京畿道道議会のチェ・ジョンファン議員が29日、「教育部による小学校教科書への漢字併記推進撤回要求建議案」について代表発議したことが明らかになった。(提供:news1)
韓国・ソウル近郊に位置する京畿道(キョンギド)道議会のチェ・ジョンファン議員が29日、「教育部による小学校教科書への漢字併記推進撤回要求建議案」について代表発議したことが明らかになった。

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 チェ議員によると、教育部は早ければ2018年から小学校の教科書に漢字をハングルと併記するなど漢字教育の活性化案を昨年9月に出しており、来月の告示(2015改定教育課程)を目標に推進しているという。

 チェ議員は建議案で「2015改定教育課程が確定すれば2018年から小学校3年生以上の全ての教科書に漢字を併記することになる」とし、「韓国古来の言葉と文字を教えることに集中しなければならない幼い子どもたちに難しい漢字学習の重荷を背負わせると同時に、私教育の沼に追い込む時代錯誤した反教育的な政策だ」と批判した。

 続けて「殉国した先祖の烈士の高貴な犠牲によって光復(日本の植民地支配からの解放)70周年を迎え、民族的自負心を鼓吹しなければならない今この時に、はっきりとした理由もなく教育部が推進する漢字併記は、韓国古来の言葉と文字を守ってきた殉国烈士の犠牲に対する民族的背信であり、歴史の車輪を逆に回す時代退行であり、世界で一番優れている文字のハングルに対する冒涜である」と主張した。

 ことし4月には全国市道教育監協議会で満場一致により「小学校教科書への漢字併記撤回」を建議し、最近では教員1000人が漢字併記に反対する宣言文を発表している。

 チェ議員は「英語圏の国家で読解力を高めるために、英語の語源となるギリシャ語やラテン語を併記して教える国がないように、教育部の漢字併記主張は説得力が全くない」とし、「誤った政策であることを認め、迅速に撤回すること」を要求した。

 この建議案は9月8日から開かれる第302会道議会臨時会で審議議決される予定である。


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