韓国の著名詩人・高銀氏　来年２月に同志社大で講演

【ソウル聯合ニュース】韓国の著名詩人でノーベル文学賞候補にも挙げられる高銀（コ・ウン）氏（８１）が来年２月１４日に同志社大（京都市）で詩人・尹東柱（ユン・ドンジュ、１９１７～１９４５年）をテーマに講演を行う。尹は日本に留学していた時、ハングルで詩をつくったとして同大在学中に逮捕され、獄死した。同大のキャンパスには１９９５年に尹の詩碑が建てられており、同志社コリア同窓会・尹東柱を偲ぶ会、同志社関係者、日本人市民有志らによる「尹東柱７０周忌・詩碑建立２０周年記念事業実行委員会」が講演を企画した。　２月１４日は尹の詩や生き様に関する高銀氏の講演のほか、記念式典、詩碑前での献花式が行われる。高銀氏は講演について「在日同胞だけでなく、日本の市民や知識人のみなさんが尹に関心を持ち、このような機会を持てることをうれしく思う。尹の詩や純粋さなどについて話をしたい」とのコメントを寄せた。　一方、日本の市民団体などは来年２月を「尹東柱記念月間」と定め、福岡、京都、東京で尹の遺稿や遺品を展示する巡回展を開く。５～９日が福岡市の九州大西新プラザ、１３～１７日（１６日除く）が京都市のハリス理化学館同志社ギャラリー、２１～２５日が立教大池袋キャンパスの立教学院展示館（旧図書館２階）。いずれも入場無料。　 sarangni@yna.co.kr