韓国俳優ヒョンビンの復帰作「共助」には、明るいエネルギーがあふれている。韓国と北朝鮮の刑事が違う目的を持って協力捜査に着手したが、自然に友情を育んでいく様子を描いた作品。ヒョンビンは“かっこよくてケンカも秀でた”北朝鮮の刑事リム・チョルリョンを熱演した。

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 劇中、チョルリョンは韓国の刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)と協力捜査をしながら、彼の家に入ることになる。監視の名目で24時間くっついていなければならないからだ。これでチョルリョンはあれこれ言い合いになりながらも情にあふれたジンテの家族に心を開いていく。

 ヒョンビン、ユ・ヘジン、ユナ(少女時代)が共演するのは初めてだ。実際の家族のような睦まじい仲を見せ、ヒョンビンはむしろ悲しくなってしまったという。それ以外にもヒョンビンは、ユ・ヘジンに対して明るいエネルギーを感じ、ユナに対しては思ったよりも気楽に演じられたと共演の感想を述べた。


<b>―ユ・ヘジンとの共演はどうでしたか?</b>
すごく良かった。ヘジン先輩は、後輩なら当然共演してみたい先輩でないでしょうか。僕もそうだし、うれしかった。ユン・ジェギュン監督が映像でもおっしゃっていたのですが、今回の映画では予測できないイメージをお見せしたかったそうです。そういった場で僕もうまく合ったのではないかと思っています。

<b>―ユ・ヘジンと撮影しながら楽しかったことや思い出に残るエピソードはありますか?</b>
ユ・ヘジン先輩はエネルギーが充満した方だと思います。おかげでいつも現場では気分良く撮影しました。アドリブというのかそういったものは、ふと飛びだしてくるものではありませんでした。徹底的に撮影前に準備していらして、その中で演技と作品の邪魔にならないように味付け程度にされているんです。そういった部分で学ぶことがたくさんありました。

<b>―アクション映画の撮影で大きなケガがなくて良かったですね。</b>
もちろん些細なケガはたくさんありましたが、大きく撮影に影響を及ぼすようなものはありませんでした。もしかしたらちょっとした不注意で事故が起きるのではないかと思って、それが大変でした。緊張感を維持し続けて臨んでいました。

<b>―一番危なかったシーンは?</b>
ロープにつかまった時に危険でした。窓ガラスを割って入り、すぐにアクションを始めたんですが、その時も少しケガをしました。そういった小さなことがいくつかありました。1対1のアクションの時は、関節ごとに飛んで来るのを受けるので、骨と骨がぶつかりあって腫れたりもしました。

<b>―スクリーンへのカムバックということでプレッシャーも大きいのでは?</b>
「王の涙 -イ・サンの決断-」の場合は、残念な作品の一つです。それは映画が良かろうが、良くなかろうが、その時の状況自体が良くない状況だったし、映画館自体に観客がいなかった時期でした。それを考えたらうまくいったと思っています。ご覧になった方が判断する映画的なことを離れて、状況に対しては残念に思います。

<b>―「共助」は期待できそうですね。</b>
今回は、前回と少し違った娯楽映画を期待する雰囲気があるようです。「共助」は僕の作品の中で一番、娯楽的な要素の多い映画であり商業映画です。それに対する期待はありますね。20代の時はメッセージを伝える映画をやりたいと思っていました。ドラマのジャンルでもそうです。今はそうではないものに目がいくようです。今新たに撮っている映画もメッセージがないわけではないのですが、娯楽映画であり商業映画です。

<b>―ユ・ヘジン、チャン・ヨンナム、ユナ、パク・ミナと共にした家の中のシーンは常に仲睦まじかったですが、共演の感想は?</b>
家の中で撮ったシーンは全て楽しかったですね。僕も家のシーンに対する期待をしていました。ただチョルリョンの立場で家に入ると、異質的な人になります。チョルリョンが臨んでいた状況が崩れる中で起きることなので、僕も時々4人が一緒にいる姿を見ると、異邦人のような感じがしました。うらやましかったですね。笑えるというよりは悲しかったんです。そうやって幸せに見えるのが、チョルリョンが本当に望んでいたもので、チョルリョンが事故や事件がなければ、そうしていたはずの姿ですから。それができなくなったわけです。幸せな姿を見ながら複雑な気持ちでした。
またユナさんも思っていたより、はるかに気楽に演じていましたね。ミナという子も息があっていました。




「共助」1万協力捜査隊募集映像
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