優勝が決まってガッツポーズのパク・ヒョンギョン(写真提供:KLPGA)
優勝が決まってガッツポーズのパク・ヒョンギョン(写真提供:KLPGA)
韓国プロゴルファーのパク・ヒョンギョン(23)が29日、チェジュ(済州)道ソグィポ(西帰浦)市のPINXゴルフクラブで行われたKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアー「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(賞金総額8億ウォン/約8900万円)最終日の第4ラウンドで通算8アンダーを記録し、イ・ソヨン(26)と同スコアとなりプレイオフに入った。

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 18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目で勝負を決めることができず、2ホール目でパク・ヒョンギョンが2打でグリーンに乗せたが、バンカーで2打目のショットを試みたイ・ソヨンがハザードにボールを落として勝負が決まり、優勝賞金1億4400万ウォン(約1500万円)はパク・ヒョンギョンが手にした。

 パク・ヒョンギョンは9度の2位を経験し、2年6カ月ぶりにKLPGAツアー通算4勝目を挙げ、放送インタビューで「2年半ぶりの優勝…」と話し始めたが、涙があふれて続けられなかった。「自分自身を疑った瞬間が一番つらかった。簡単な瞬間はなかったが、このように優勝できてうれしい」とコメント。

 続けて「あれほど願っていた優勝ができて幸せだ。最後まであきらめずに最善を尽くしたことが優勝につながった。できるという自信を取り戻させてくれた今回の優勝は本当に特別。良い雰囲気を維持し、今シーズンの締めくくりもいいものにしたい」と語った。

 また「9度の2位を経験し、私はそんなにチャンスをつかめない選手なのかと自分自身を疑ったが、済州まで応援に来てくれたファンクラブ『CUTIFUL(キューティフル)』などファンに応援してもらって元気を出すことができた」とし、キャディーを務めた父親にも感謝の気持ちを伝えた。

 優勝トロフィーを持って取材陣の前に立ったパク・ヒョンギョンは「2年半の間本当に頑張ってきたし、機会もたくさんあったのにつかむことができず、がっかりする時が多かった。その時間に挫折せずに成長したと思いながらやってきた結果、この場に来られたようだ」と明かした。「自分がどれほど大変だったかは、自分だけが分かるようだ。言葉でどう表現すればいいのか分からない。多くの方に『大丈夫だ』、『私の時が来る』、『切実な時は過ぎた』と話したりもしたが、ことしは本当に優勝だけを目標にあきらめずに練習してきた。 このように優勝すると、その時間がもっと大切に感じられる」と語った。

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