<W解説>デザインも決まった韓国・ソウル市の新スローガン、今度こそは定着する?(画像提供:wowkorea)
<W解説>デザインも決まった韓国・ソウル市の新スローガン、今度こそは定着する?(画像提供:wowkorea)
韓国の首都・ソウル市の新しいスローガン「Seoul,my soul」(ソウル、マイ・ソウル=私の魂を満たす都市ソウル)のデザインが今月16日、公開された。都市名の「Seoul」をメインに配置し、ハート、感嘆符、スマイルマークを意味するピクトグラム(絵文字)が入ったデザインだ。ソウル市のオ・セフン(呉世勲)市長は、同日開かれた発表イベントで「ソウル市のすべての政策にブランド(スローガン)が反映され、日々実現されることを期待する」と述べた。一方、ソウル市のスローガンはこれまで変更や追加が行われてきており、ネット上では「一度定めたら長く使用してほしい」との声も上がっている。

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ソウル市では2015年から「I・SEOUL・U」をスローガンに掲げてきた。「私とあなたのソウル」と訳され、決定時、市側は「私とあなたの間にソウルがある」との意味が込められていると説明したが、文法的にも間違っており、当時から「意味不明」と国内外から酷評されてきた。「I・SEOUL・U」が選ばれる前にはまた別のスローガンが存在し、イ・ミョンバク(李明博)市長時代の2002年には「Hi Seoul」を選定。さらに2006年には「Soul of Asia」が追加された。2015年に「I・SEOUL・U」が新しく選定されたことで「Hi Seoul」「Soul of Asia」の2つのスローガンはなくなった。

昨年6月に就任した呉世勲(オ・セフン)市長は「I・SEOUL・U」は意味があいまいで伝達力に欠けるとして変更する意向を示した。これを受けて市は、新たなブランドスローガンの開発に着手。韓国人・外国人からの意見収集、専門家によるブランディング作業、ブランドスローガン案の最終決定、ブランドスローガンの拡散の4段階にわたって開発を進めた。昨年12月28日から市民らを対象に選好度調査を実施。1月31日までの1次審査には39万7721人が参加した。その結果、「Seoul,my soul」と「Seoul for you」の2つが最終候補となった。2月15日から3月16日まで行われた決選投票には26万513人が参加。「Seoul,my soul」(63.1%)、「Seoul for you」(36.9%)という結果となり、今年3月、「Seoul,my soul」が新スローガンに決まった。Seoul(ソウル)と「soul(魂)」の発音が同じことから、新スローガンには「魂で満たされた都市」との意味が込められている。

新スローガンについて韓国のネットユーザーの反応は「意味不明だった『I・SEOUL・U』よりもずっといい」「外国人の反応も良さそう」とおおむね好評だ。

そして16日、新スローガンのデザインが発表された。デザインは、都市名の「SEOUL」の「O」にハートを、「MY」の「Y」に感嘆符を、「魂」という意味の英単語「SOUL」の「U」にスマイルマークをあしらった。ソウル市は「ハートには、市民だけでなく世界の人々がソウルへの愛情と関心を持ってもらうという期待、感嘆符には、新たな経験とインスピレーション、スマイルマークにはソウルは楽しいという意味を込めた」としている。また、デザインには「心が集まればソウルになります」とのハングルのフレーズが添えられている。「ソウルの中心に市民がおり、ソウルに向けた多様な心が集まってより良いソウルをつくっていく」との意味を込めたという。

16日にデザインの発表イベントが開かれ、呉市長やデザイン専門家、市民ら約300人が出席した。

前述のように、これまでソウル市のスローガンは追加や変更が行われてきた。ヨンナム大学視覚デザイン学科のチョン・ジェワン教授は、韓国紙・ハンギョレ新聞の取材に「都市の方向性が変わったときにスローガンやブランドイメージをいじくりがちだが、実際の都市ブランドはこれ(スローガン)によって完成するわけではない。イメージと行政の方向性に乖離(かいり)がないようにすることが重要だ」と指摘した。

ソウル市は今後、条例の改正など、新スローガンの使用に向けた制度づくりに入る方針だ。

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