“梨泰院事故で死去”故イ・ジハンさん、事故後初めての誕生日を迎える1(画像提供:wowkorea)
“梨泰院事故で死去”故イ・ジハンさん、事故後初めての誕生日を迎える1(画像提供:wowkorea)
昨年、イテウォン(梨泰院)の圧死事故で亡くなった俳優イ・ジハンさんの母親が、息子に向けて切ない恋しさを吐露した。

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 3日、故イ・ジハンさんの母親は、イ・ジハンさんのInstagramを通じて「ジハン、お母さんだよ。今日は2023年8月3日だ。おまえが生まれた日だ」と、息子の誕生日に言及し、書き始めた。

 続けて、「実はお母さんは、この日が来るのが怖かった。あまりにも怖くて、必ず来なければいけないんだとしたら、お願いだから最大限遅く来ることを切に願った。いや、今となっては喜ぶことができない日だから、お願いだから来ないようにと願った」とし、「ジハン、お母さんは今もたくさん泣いている。涙が前をさえぎって、胸が張り裂けそうな苦痛が押し寄せるんだね」と吐露した。

 さらに故イ・ジハンさんの母親は、「まだおまえがいないということが信じられない。すぐにでもお母さん!と言って帰ってくる気がする」と息子を思い浮かべ、「おまえがとても恋しくて、おまえの体臭をかぎたくて、おまえの靴下と靴をお父さんが履いて暮らしている。お母さんは、去年の誕生日におまえにプレゼントしたかばんを抱きしめて暮らしている。それしか、私たちができることがないから、おかしくなりそうだ」と、切実な心境を伝えた。

 また、「白くてかわいらしい赤ちゃんトラが、お母さんのスカートの方に向かって駆けてきて、私がおまえをぎゅっと抱きしめた胎夢を見てから、おまえを産んだ。でも、25年しか私たちのそばにいないなんて、想像したこともなかった。今、おまえの携帯に受信音がずっと鳴り響いていいる。おまえのパスワードが分からなくて、確認はできないがおまえの誕生日をお祝いする連絡だと思う」とし、「俳優という夢をつかむために、本当に苦労も多かった。太ることを気にして食事もあまりできず、夜更かしして台本練習をしていたおまえの姿が浮かんで、胸がいっぱいになりお母さんは泣きわめく。とても悲しいね。本当に本当に」と悲しみを吐き出した。

 その後も故イ・ジハンさんの母親は、「お母さんが作ったワカメスープ、これからはどうする? どうしたらおまえに伝えられるんだい? ワカメスープを持って、おまえを訪ねていけたら良いのに」とし、「ジハン、でもおまえの誕生日を覚えていらっしゃる方々が、本当に多いよ。ジハン、おまえの誕生日を覚えていて、午前0時に合わせておまえのSNSで歌を歌ってくれた方々がいらっしゃる。おまえも見ているかい、ジハン? 息子よ、それでも世間は本当に温かいと思う」とつけ加えた。

 最後に、「私の息子、ジハン。お母さんもこの世に未練はない。早くおまえの側に行くことが、私の人生の最後の願いだ」とし、「もう1つの願いがあるとすれば、去年の10月28日に戻ることだ。そのようになるのなら、私の命が必要なら喜んであげるつもりだよ、息子。ジハン。早くおまえのところに行くからね。本当に会いたいね。長く待たないようにするよ。会いたい、ジハン」と言葉を結んだ。

 故イ・ジハンさんは、昨年10月29日にソウル梨泰院一帯で起こった圧死事故で、享年25歳の若さでこの世を去った。所属事務所935エンターテイメントは、「大事な家族であるイ・ジハンさんが空の星になり、私たちのそばから去った」とし、「遺族の方々とイ・ジハンさんを愛して大切にし、一緒に悲しんでくれるすべての方々に、心から慰労の言葉を伝える」と、哀悼した。

 何より、イ・ジハンさんは当時MBCドラマ「コクドゥの季節」を撮影中だったという状況に、残念さを加えた。ことし3月に放送終了した同ドラマ側は、最終回で故イ・ジハンさんの姿を公開し、「『コクドゥの季節』の俳優とスタッフは、俳優イ・ジハンさんを覚えています」と追慕した。
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