韓国野党“共に民主党”のイ・ジェミョン(李在明)代表(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”のイ・ジェミョン(李在明)代表(画像提供:wowkorea)
韓国野党“共に民主党”(民主党)のキム・ジョンミン(金鍾民)議員は、最近、党の革新委員長に社会運動家のイ・レギョン氏を選任したことで問題となった、イ・ジェミョン(李在明)民主党代表に対し「李在明体制を “強化”する道ではなく、李在明体制を “克服”する道へと決断しなければならない」と求めた。

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キム議員は7日午後、韓国のラジオ番組に出演し「イ代表は、李在明体制を強化するための革新委員会長を選んだのだ」として、先のように語った。

今月5日、イ代表は党の最高委員会議を通じて、新たに発足する党の革新委員長にイ・レギョン氏を選任した」と発表した。しかしその後すぐ、イ・レギョン氏の過去の発言が問題となったことから、イ・レギョンは9時間後のその日の午後、みずから辞任を宣言した。

イ・レギョン氏は去る2月10日、自身のフェイスブックを通じて「(北朝鮮の攻撃により沈没した)チョナン(天安)艦の被撃事件は、米国の覇権勢力たちが捏造(ねつぞう)した “自爆”事件だ」などと綴ったことが、今回物議をかもしたのである。

キム議員は、革新委員長の選任過程について「手続きの問題は二の次で、李在明体制を強化し、熱烈な李在明支持者による政治を強化させるほうに革新の方向をとったようだが、これが最も大きな問題だと考える」と批判した。

つづけて「こだわりを捨てなければならない。こんな感じでは、(来年の)総選挙は負ける」と力説した。

キム議員は「総選挙を控える中、この夏までが(民主党の問題を)あらためて解決することのできる最後の機会だ」と強調し「議員たちは(イ代表に対し)『もう一度、決断しなければならない』と要求しているのであり、『何が何でも民主党がもう一度結集し、ユン・ソギョル(尹錫悦)政府に立ち向かい総選挙で勝とう』という流れになるべきだ」と説明した。

つづけて「そのような決断をしないのなら、李在明体制を強化する方向で、どうしたら今回の総選挙に勝つことのできるか、党内で深刻な討論が繰り広げられなければならない」と主張した。

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