韓国人は韓国語から遠ざかるが…海外は「ハングルブーム」(画像提供:wowkorea)
韓国人は韓国語から遠ざかるが…海外は「ハングルブーム」(画像提供:wowkorea)
「『2ne1』のミュージックビデオを偶然見て韓国にすっかりはまってしまいました。ちゃんと韓国語を学びたくて来ました」

2NE1 の最新ニュースまとめ

 10年前、国内アイドル歌手のミュージックビデオを見た後、韓国文化に夢中になったという米国国籍のカリタさん(22)は、大学で韓国交換留学の機会があり、すぐに韓国行きの飛行機に乗った。K-POPが好きな彼女は、韓国アイドル歌手の歌の歌詞を噛み締めながら、韓国語の勉強をしていると話した。彼女は「米国で韓国語を学び始めたが、もう10年が過ぎた」として「学ぶ度に新しくて面白い」と笑った。

 韓国人は新造語や無分別な外来語の使用などでハングルから遠ざかっているが、むしろ外国人は韓国語に近づこうとしている。「BTS」など国内アイドルが先導するK-POPからネットフリックスオリジナル「イカゲーム」まで、Kコンテンツにより韓流の地位が高まり、韓国文化を理解するために韓国語を学ぶ人が増えている。

 「韓国語ブーム」にはドラマや映画などKコンテンツが一役買った。特に昨年9月公開以後、全世界を魅了し第74回エミー賞授賞式で6冠王を占めた「イカゲーム」は外国人をハングルと韓国文化へと導くのに大きな役割を果たした。当時、海外では「イカゲーム」の字幕は原作のニュアンスをまともに伝えることができないとし、作品を正確に理解するためには韓国語を学んで韓国文化を勉強しなければならないという声が上がった。

 このため、韓国ではなく海外で韓国語を学ぶ外国人の数も増加傾向にある。セジョン(世宗)学堂財団によると、韓国語と韓国文化を知らせるために海外に設置された世宗学堂の受講生数は2019年7万2713人、2020年7万6528人、2021年8万1476人と着実に増えている。世宗学堂の数も2019年60ヶ国180か所から2020年78ヶ国213か所、2021年82ヶ国234か所で、コロナ禍でも着実に増加した。世宗学堂財団の関係者は「Kコンテンツと韓流が海外で人気を得て韓国語とハングルに対する関心につながり、世宗学堂需要につながっている状況」とし「コロナ流行時にはオンラインで授業を実施していたが運営に支障がなく、むしろ受講生がさらに増えた」と強調した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88