平昌五輪パシュート置き去り騒動、ノ・ソンヨンが控訴状提出

元スピードスケート韓国代表のノ・ソンヨン選手（32）とキム・ボルム選手（29、江原道庁）の平昌冬季オリンピックの女子パシュート競技「置き去り走行騒動」をめぐる真実攻防が上級審で行われる予定だ。ノ・ソンヨンがキム・ボルムに暴言や中傷の事実が認められるとした裁判所の一審判決を不服として控訴したのだ。

ノ・ソンヨン の最新ニュースまとめ

　20日、法曹界によると、ノ・ソンヨン側はキム・ボルムを相手取って起こした損害賠償請求訴訟の一審を審理したソウル中央地裁に去る17日、控訴状を提出した。

　一審はノ・ソンヨンが2017年11～12月、後輩であるキム・ボルムに暴言を吐いた事実が認められるとし、300万ウォン（約30万円）を支払うよう命じた。ノ・ソンヨン側が主張した「いじめ走行」は事実ではないとも判断した。

　しかし、ノ・ンヨンの虚偽インタビューで被害を受けたというキム・ボルム側の主張は受け入れなかった。

　キム・ボルムは平昌オリンピックスピードスケート女子パシュート準々決勝でノ・ソンヨン、パク・ジウ（24、江原道庁）とともに出場したが「いじめ走行」騒動が浮上した。

　キム・ボルムは2019年、むしろ自分がノ・ソンヨンに練習中、暴言・中傷などのいじめを受けたとし、2020年11月に2億ウォンの損害賠償請求訴訟を提起した。

　キム・ボルムは19日、北京オリンピック女子スピードスケート・マススタート種目に出場し5位に入賞した。