日本でも生き生きとしている笹生優花、韓国が五輪2連敗の脅威=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本でも生き生きとしている笹生優花、韓国が五輪2連敗の脅威=韓国報道(画像提供:wowkorea)
タイに続きフィリピンまで。新しく登場する女子ゴルフの若い強者たちが五輪2連覇を狙う太極女子たちを脅かしている。

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 今月7日(韓国時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコの五輪クラブレイクコースで終了した女子ゴルフメジャー大会である全米女子オープンで、19歳の笹生優花が優勝した。

 日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた笹生はフィリピン国籍だ。来年の東京五輪でもフィリピン代表チームとして出場する見通しだ。

 笹生の成長の勢いは、2回連続の五輪制覇を狙う韓国選手たちには脅威的だ。何よりも今回の優勝を通して自信がつき、彼女は昨年から日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーでプレーしているため、日本現地の雰囲気にも慣れているという点で韓国選手たちよりずっと有利だ。

 フィリピンでゴルフを学んだ笹生は、2019年にJLPGAツアーでデビューした。270ヤードに迫る長打力を武器に、プロの舞台にも早く適応した。これまで20大会に出場し、NEC軽井沢72トーナメントとニトリレディースゴルフトーナメントで2度も優勝した。今月7日現在、JLPGAのツアー賞金ランキングは4位だ。

 JLPGAツアーに出場して残した記録の面でも、韓国選手たちを脅かすには十分だ。ホール当たり平均バーディー数1位(2.8197個)、平均パット数3位(1.774個)、平均打数4位(70.5553打)など、すべての記録で申し分のない力を披露した。

 五輪が開かれる埼玉県霞が関カンツリー倶楽部は典型的なマウンテンコースで、木が多く、傾斜が激しい方だ。このようなコース環境に慣れていないと負担になりかねないが、笹生は日本で1年以上大会に出場してきたおかげでコースにも慣れている。

 ジュニア時代からさまざまな国際舞台で韓国選手たちを相手にしながら勝ってきた経験も笹生の“武器”だ。

 2018年に第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ・パレンバン)にフィリピン代表として参加した笹生は、個人戦と団体戦で2つの金メダルを全て首にかけた。当時、韓国代表としてイム・ヒジョン(21)、ユ・ヘラン(20)、チョン・ユンジ(21)が参加したが、個人戦ではメダル獲得に失敗し、団体戦では銀メダルに満足する結果となった。

 2019年にはフィリピン女子ゴルフツアー「ザ・プレーヤーズ インビテーショナル」で当時世界1位だったパク・ソンヒョンと最後まで優勝争いを繰り広げた。

 当時17歳だった笹生はパク・ソンヒョンより遠くまで飛ばすなど、並々ならぬ実力を披露した。

 試合を終えたパク・ソンヒョンは「自分よりもっと遠くへ打つこともあった。私はあのくらいの年の時にはあんなふうに打てなかった」と感嘆した。

 笹生とともに今年4月にシーズン初のメジャー大会として行われたANAインスピレーションで優勝したパティ・タバタナキット(Patty Tavatanakit/22)や、ホンダLPGAタイランドで優勝したアリヤ・ジュタヌガーン(Ariya Jutanugarn/26)=以上タイ=も、東京五輪への出場が有力視されている。新たな“若い血”の登場は、五輪で2連続金メダルを狙う韓国選手には少なくない負担だ。

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