韓国伝統食の一例=(聯合ニュース)
韓国伝統食の一例=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の国立がんセンターの金廷善(キム・ジョンソン)博士の研究チームが14日、大腸がん患者923人と一般人1846人を対象に日常の食習慣と大腸がんにかかるリスクの相関性を比較し、分析した結果を発表した。これによると、韓国伝統食には大腸がんのリスクを減らす効果があることが分かった。 研究チームは、対象者に普段食べている食品106品目を選んでもらい、これら食材を33の食品群に分類した。さらに、食品群を韓国伝統食、赤肉・加工肉・炭水化物などを含む洋食、果物・牛乳・乳製品を含む健康食の三つの類型に分け、対象者がどの類型の食品をどれだけ摂取したかによる大腸がんの発症リスクを分析した。 韓国伝統食と健康食を多く摂取したグループは、そうでないグループに比べ発症リスクが60%以上減少した。 一方、洋食を多く摂取したグループはそうでないグループに比べ発症リスクが2倍以上高まることが明らかになった。 金博士は「大腸がんリスクを高める洋食には手軽に食べられるハンバーガー、ピザ、パンなどの高炭水化物食や加工肉のような食品が多く含まれている。忙しい現代人の食習慣の変化が反映されているが、大腸がん予防のためには食習慣の改善が必要だ」と指摘した。 韓国伝統食と健康食が大腸がんのリスクを下げる理由については追加の研究が必要だが、さまざまな食品群をバランスよく摂取することが重要だとの見方を示した。
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