【ソウル聯合ニュース】韓国の中高生を対象に日本への留学情報を提供する「日本留学フェスタ」が22日、ソウルの総合展示場・COEXで開かれた。 同フェスタは毎年、ソウルと釜山で開催されており、日本留学を考える中高生や保護者が多く訪れるという。今回は国立の北海道大をはじめ、60校の大学や専門学校、語学学校がブースを出展し、来場者に入学の条件や奨学金制度、支援制度などの説明を行った。 各校のブースでは個別相談も行われ、参加者はメモを取りながら関係者の話に耳を傾けていた。日本への留学を計画しているという高校2年生の金旻準(キム・ミンジュン)さんは「インターネットでの情報は限られており、最新情報を十分に得られる機会はそれほど多くない。直接足を運んでよかった」と話した。日本への留学を考えている理由は韓国よりも分野が専門化されているからだという。 独立行政法人の日本学生支援機構が公表した資料によると、2015年現在、日本で学ぶ韓国人留学生数は1万5279人。ここ10年間は2010年の2万202人をピークに1万5000人以上を維持している。 ただ、ベトナムなどアジアの新興国出身の留学生数が急増しているのに対し、韓国人留学生数は伸び悩んでいる。留学生数で韓国は長年、中国に次ぐ2位だったが、2014年に中国、ベトナムに次ぐ3位、2015年には中国、ベトナム、ネパールに次ぐ4位に転落した。 主催側関係者は、「韓国の日本語教育のレベルは他国に比べ非常に高い。以前と異なり、韓国で日本語を習得し、高校卒業後にそのまま日本の大学などに進学するケースが多くなっている」と話す。 csi@yna.co.kr
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