ピョン・ヨンジュ監督
ピョン・ヨンジュ監督
「ことしの女性映画人」に映画「火車」のピョン・ヨンジュ監督が選ばれた。

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 女性映画人会は「ことしの女性映画人」本賞に選ばれたピョン・ヨンジュ監督をはじめ、部門別受賞者として女優イム・スジョン(演技賞)、「泥棒たち」のアン・スヒョンプロデューサー(制作部門)、「2つの門」のキム・イルラン、ホン・ジユ監督(短編、ドキュメンタリー部門)などを4日、発表した。

 ピョン監督は、日本の同名小説を原作とした「火車」の監督として同作品を制作。平凡に生きたいという一人の女性の素朴な願いさえも叶えることができない現代社会を描いた作品だ。ジャンルの面白さと時代の空気両方を調和させた、と高く評価された。

 また、「私の妻のすべて」で主演を務めたイム・スジョンは女性映画人会のチョン会長とマックスムービーを通してネットユーザーらの投票により演技賞受賞者に選ばれた。

 功労賞には、評論家のハン・オクヒ氏が選定された。ハン氏は、韓国女性の実験映画会の先駆者として、韓国映画評論化協会会員であり現在は国際映画批評家連盟の韓国本部会長を務めている。

 演出、シナリオ部門には「ミンクコート」のイ・サンチョル監督、技術部門には「ピエタ」のパク・インヨン音楽監督、広報マーケティング部門には「風と共に去りぬ」「ラブフィクション」「私の妻のすべて」「王になった男」「泥棒たち」など主要興行作品の広報マーケティングを担当した会社ファーストルックが選ばれた。

 受賞式は5日夜、安国洞(アングクドン)にあるシネコードでリュ・ヒョンギョン司会のもと行われる。また、受賞式に先立ち「韓国映画1億人時代の意味と課題」をテーマに討論会が開かれる予定だ。

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