【世宗聯合ニュース】韓国の累積対日貿易赤字が1965年の韓日国交正常化から今年6月までで、5193億ドル(約63兆円)に達することが10日分かった。国会産業通商資源委員会に所属する与党ハンナラ党の金宗フン(キム・ジョンフン)議員が明らかにした。 対日貿易は国交正常化以降、黒字を記録したことがない。年間対日貿易赤字は2011年286億ドル、2012年256億ドル、2013年254億ドル、2014年216億ドル、今年1~6月が105億ドルと減少傾向にあるが、これは対日産業競争力が上がったためではなく、輸入が減っているためとみられる。 国交正常化以降、韓国は先端技術による素材部品を製造できず、日本から輸入して組み立てて販売してきた。対日貿易赤字のうち、素材部品が占める割合は2001年の43.5%から昨年は40%と縮小傾向にある。 金議員は「素材部品産業の核心となる独自技術の確保は国家レベルで対応が急がれる重要な問題だ」とした上で、「今後の中国との競争を考慮すると、民間企業より政府が主導的に長期計画を樹立し、育成することが望ましい」と指摘した。 yugiri@yna.co.kr
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