【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は12日、北朝鮮が米政府に対し、韓米合同軍事演習を臨時中止すれば、北朝鮮側も核実験を臨時中止する用意があるとのメッセージを伝えたことに関連し、「泥棒がしばらくは泥棒を止めるから玄関を開けてくれと言っているのと同じだ」と述べ、北朝鮮の提案を一蹴した。 同部の金珉ソク(キム・ミンソク)報道官は同日の定例記者会見で「韓米合同軍事演習は北の脅威や軍事的脅威から朝鮮半島、韓国を防衛するための演習だ」と説明した。 また、韓米合同軍事演習と北朝鮮の核実験を関連づけるのは筋違いだとしながら、「北の核実験は国連の安全保障理事会決議で禁止されている。北はこれを順守する義務がある」と強調した。 北朝鮮の朝鮮中央通信は今月10日、北朝鮮側が9日に米政府に対し、韓米合同軍事演習を臨時中止すれば、北朝鮮側も核実験を臨時中止する用意があるとのメッセージを伝えたと報じた。 これに対し米政府は、韓米間の合同軍事演習と北朝鮮の核実験を関連づけるのは「暗黙的脅迫」だと強調し、北朝鮮の提案を事実上拒否した。 韓国政府も11日、北朝鮮の核実験と韓米合同軍事演習中止は「関連する事案ではない」との立場を表明した。 sjp@yna.co.kr
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