合同軍事演習に参加する米原子力空母ジョージ・ワシントン(資料写真)=(聯合ニュース)
合同軍事演習に参加する米原子力空母ジョージ・ワシントン(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】韓米両軍の合同軍事演習が28日午前、黄海で始まった。
 合同軍事演習は北朝鮮の軍事的挑発に対応するため計画され、規模は過去最大。12月1日までの4日間実施される。米原子力空母ジョージ・ワシントンをはじめ、米海軍のイージス巡洋艦カウペンスとシャイロー、イージス駆逐艦ステザムとフィッツジェラルドなどが参加した。
 また、演習期間中に予想される北朝鮮のさらなる挑発行為を事前に把握し、対応するため米偵察機ジョイント・スターズも投入され、北朝鮮の海岸砲やミサイル基地、戦車部隊の動きなどを監視する。
 韓国からは、韓国初のイージス駆逐艦「世宗大王」、駆逐艦「KDX-II」2隻、哨戒艦、護衛艦、海上哨戒機などが投入された。
 韓国軍関係者は「今回の合同軍事演習の強度は当初の計画を上回る」と説明した。演習期間中は高強度の海上射撃訓練も予定されており、北朝鮮の挑発が起きるかに注目が集まっている。
 一方、北朝鮮は23日、仁川・延坪島への砲撃直後に北方警戒線(NLL)に近い海軍8戦隊に「準戦時状態命令」を下し、戦闘態勢を強化した。
 韓米は、北朝鮮の軍事的挑発の可能性に備え、対北朝鮮情報監視態勢「ウォッチコン(ウォッチ・コンディション)」を2段階に維持し、北朝鮮側の動向を監視している。

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