【ソウル27日聯合ニュース】北朝鮮産の砂、マツタケ、無煙炭の3品目は、今後は搬入するたびに政府当局の承認が必要となる。
 統一部は27日、「包括承認品目」だったこれら3品目を「個別承認品目」に変更する方向で、「南北搬出・搬入承認対象品目および承認手続きに関する告示」を改正公告したと明らかにした。南北貿易では、包括承認品目の場合は税関申告だけで搬出入が可能だが、個別承認品目は統一部長官の承認を毎回受けなければならない。
 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は、これら3品目が個別承認品目に転換されたことにより、取引の適切性を搬出入時に判断することが可能になり、取引情報も十分に確保できるため、南北貿易の透明性と取引秩序の健全性の向上にも役立つとの見解を示した。
 今回の措置は、北朝鮮の2回目核実験に対する対北朝鮮制裁局面において、北朝鮮に現金が提供される南北貿易の管理・監督をより徹底するとの政府基調を反映したものと解釈される。これまで政府は、北朝鮮産品目を大量に搬入する場合、国内生産業者に被害を与えかねない品目を主に個別承認品目として指定してきた。それだけに、包括承認品目で管理してきた砂を個別承認品目に転換したのは、取引代金が北朝鮮軍部に入るとの疑いから4月以降は砂の搬入を許可していないことと無関係ではないとみられる。
 統一部によると、昨年国内に搬入された北朝鮮産物資の規模(金額)では、砂が1位、無煙炭が9位、マツタケは18位だった。

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