「車のない日」宣布イベントの一環として、自転車で都心を走る呉市長ら=30日、ソウル(聯合ニュース)
「車のない日」宣布イベントの一環として、自転車で都心を走る呉市長ら=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】ソウル市は30日、9月22日を「車のない日」に指定し、鍾路と江南の一部区間で路線バスを除く一般車両の全面通行止めを実施すると明らかにした。
 ソウル広場で開催された「車のない日」宣布式で、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は「『車のない日』には乗用車利用率が21.9%減少し、大気汚染物質が最大20%減少する。この日1日は、公共交通手段を利用してもらいたい」と述べ、市民の積極的な参加を呼びかけた。
 「車のない日」当日は、午前4時から午後6時まで、鍾路・世宗路交差点~興仁之門(2.8キロメートル)、地下鉄2号線三成駅から駅三駅まで続く江南・テヘラン路(2.4キロメートル)が全面通行止めとなる。これら区間には臨時中央バス専用車線が設けられ、路線バスは通常通り運行される。また、ソウル市内の路線バスと地下鉄(国鉄を含む)は始発から午前9時まで無料で運行される。
 鍾路の全面通行止め区間には芝生が敷かれ、環境写真展示会や公演などが、テヘラン路では異色自転車展示・試乗会、スケートボードやインラインスケートの体験会が開かれる。
 ソウル市は2006年から毎年、「車のない日」キャンペーンを実施している。昨年までは鍾路一帯での実施だったが、ことしは江南にも拡大された。

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