韓国・EU間FTA第8回交渉のようす=23日、ソウル(聯合ニュース)
韓国・EU間FTA第8回交渉のようす=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル23日聯合ニュース】外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は23日、韓国・欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)について「大部分の争点で合意した」と述べ、残る争点は今回の交渉でかなりの部分調整できるとの見方を示した。韓国政策放送(KTV)に出演し、ソウルで同日に始まった第8回交渉での妥結の可能性について述べたもの。金本部長は「交渉とは常に最後が難しいもの」だとし、双方どちらも意志を持っているだけに、そうした部分を考慮して待ってもらえればと述べた。
 韓国・EU間FTA第8回交渉は、23日午前、ソウル・外交通商部庁舎で開始された。2日間にわたる交渉には、韓国側から李恵民(イ・ヘミン)FTA交渉代表ら20人余り、EU側からはベルセロ首席代表ら10人余りが出席する。3~5日にベルギー・ブリュッセルで開かれた首席代表会談で、自動車など工業製品関税の撤廃、自動車技術標準、開城工業団地、サービス、知的財産権などの中核争点で暫定合意しており、今回の交渉では、関税還付と原産地、農産物、サービス問題など未解決争点を集中的に話し合う。

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 この交渉で意見の隔たりを埋めた上で、来月、金本部長とEUのアシュトン欧州委員(通商担当)が通商交渉トップ会談を行い、交渉妥結を宣言する見通しだ。


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