年初から第3四半期までの累計は、売上高11兆3411億ウォン、営業利益2726億ウォン、当期純利益390億ウォンとなった。売上高は前年より0.8%増加、営業利益は国内販売の増加やウォン安、原価改善努力などで、昨年1531億ウォンの損失から、ことしは黒字に転換した。
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年初から9月までの販売台数は、国内22万9000台、輸出51万台、海外工場生産分が26万2000台となった。前年同期に比べ4.5%の業績アップ。国内販売では国内産業需要が前年同期より1.0%減少したなか、起亜自動車は「ソウル」「フォルテ」「ロチェ・イノベーション」「モーニング」などの人気で16.4%増加した。これを受け同期間の国内市場シェアも大幅に伸び、前年同期(22.0%)を上回る25.9%を記録した。
輸出(国内工場生産分)は「モーニング」国内供給に向けた輸出台数調整と、「フォルテ」生産準備のため約2か月間「セラト」の生産が中断したことで、前年同期比13.4%減の51万台となった。海外工場生産・販売分は52.2%増加した。スロバキア工場は「シード」の根強い人気で前年同期比57.5%増の15万6000台を販売、中国工場は昨年末に発売した新型「セラト」「スポーテージ」の販売本格化で44.9%増え、10万6000台を記録した。
海外現地販売は米国が1.7%減の22万8000台、欧州も産業需要の減少で前年より小幅に減少し19万2000台となった。ロシア、中東、南米などその他の市場はオイルマネーの流入による需要増に後押しされ、33.3%増加の30万8000台を記録した。
起亜自動車関係者は、デザイン経営の成果が収益性の改善につながったと評価する。第4四半期に新車を中心に生産販売を拡大し、世界的な景気沈滞克服と収益経営体制構築を目指すと抱負を掲げた。
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