心情を語る家族=22日、ソウル(聯合)
心情を語る家族=22日、ソウル(聯合)
「まだ希望を持っています。交渉がうまくいくといいのですが。家族は最後まであきらめません」――。アフガニスタンで拉致された韓国人の家族ら20人余りはソウル市瑞草区の韓民族福祉財団に集まり、交渉の進展を見守っている。22日午後11時30分ごろに交渉期限が24時間延長されたとの知らせが入ると、家族らは「政府の交渉姿勢と熱意を高く評価する」とほっとした表情を見せた。他の家族とともに会議室でニュースを見ていたイ・ジョンフンさんは、人質となっている韓国人が無事なことが確認されると、会議室の外に飛び出し、震える声で安堵(あんど)する家族らのようすを記者らに伝えた。家族らはこの日帰宅した後、23日にもまた財団に集まり、現地の状況を見守る考えだ。
 同日午後9時ごろに集まった家族らは、交渉期限延長が伝えられるまで緊張した面持ちで、刻々と流れるニュースを見守った。一睡もせず疲れたようすの家族らは、会議室に座り込み不安な表情で水を飲むなどして過ごしていた。

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同日午後11時10分ごろには李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長をはじめとするハンナラ党関係者4人が財団を訪れ、家族を慰労するとともに、財団の金亨錫(キム・ヒョンソク)会長に家族の近況をたずねた。李前市長は「すでに軍撤退のスケジュールは決まっており、(韓国軍は)戦闘兵ではなく支援兵だ。(アフガンに)行った人たちも医療奉仕団であるため、アフガニスタンの国民の助けになっている」とし、希望を持たなくてはならないと激励した。


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