出演者と武監督(右端)=29日、東京(聯合ニュース)
出演者と武監督(右端)=29日、東京(聯合ニュース)
歌手John-Hoon(ジョンフン)が入隊直前に主演した韓日合作映画『カフェ・ソウル』の先行プレミアム上映会が28日、東京の三宅坂ホールで開かれた。武正晴監督をはじめ、キム・ドンウクや斉藤工、チャン・ソウォン、ク・ボヌンらが出席した。

キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ

 武監督は韓日合作映画制作を貴重な体験だったと語った。「サムゲタン(鶏料理)を毎日食べたい」と、韓国料理も気に入ったようす。
 John-Hoonは入隊前に撮ったビデオレターで、主人公を引き受けた理由を「これまで演じてきたのとは違う、シニカルな役にチャレンジしてみたかった」と説明した。個人的には北野武監督と三木聡監督の作品が好きだと明かした後、「チャンスがあれば猟奇的なコメディーも撮りたい。刑事や殺人者などの役にも挑戦したい」と意欲を見せた。

 斉藤は「新たな形の傑作」と自信をのぞかせた。ソウルでの1週間の撮影で印象的だったのは、俳優とスタッフが同じ鍋を囲み意見を交わすなど、食事がコミュニケーションの時間だったことだという。

 ドラマ『コーヒープリンス1号店』などにも出演したキム・ドンウクは、日本の作家や監督が韓国の伝統と文化をどう撮るか興味があり、勉強にもなる気がして出演したと説明。斉藤と一緒に栄養ドリンク剤を飲みながらガッツで取り組んだと語った。

 『カフェ・ソウル』は、再開発で撤去の危機に追い込まれた伝統菓子店を舞台に、3兄弟の葛藤(かっとう)と愛、国境を超えた友情を描く。日本では7月18日の東京を皮切りに全国順次公開予定。
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