2018年の行事で会い、握手を交わす李さん(右)と小平選手(資料写真)=(聯合ニュース)
2018年の行事で会い、握手を交わす李さん(右)と小平選手(資料写真)=(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】韓国のスピードスケート女子五輪金メダリストで、北京冬季五輪でテレビ局KBSの解説者を務める李相花(イ・サンファ)さんが4日、スピードスケート会場となる中国・北京市内の国家速滑館を訪れた。

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 今大会では、かつてのライバルで友人の小平奈緒選手(日本)が女子500メートルで2連覇に挑む。李さんは「小平選手の競技を見たら涙が出そう。彼女がここに来るまでの歩みを知っているから」と語った。小平選手と会うつもりかどうかを問われると、「彼女のルーティンが崩れるかもしれないので、大会前は会わない方がいい。競技が終わってから会いたい」と答えた。

 李さんは2010年バンクーバー、14年ソチの両五輪の女子500メートルで金メダルを獲得。韓国で開催された18年平昌五輪では同種目で小平選手と競い合った末、小平選手が金メダル、李さんは銀メダルを手にした。競技後に2人が手をつないでリンクを回った姿は平昌五輪の名場面に挙げられている。19年に現役を引退し、今大会では中継席に座る。

 李さんは「自分のいない五輪は落ち着かないし、残念」と心境を打ち明けた。出場する後輩たちに向けては「緊張すると思うが、これまでトレーニングしてきたことを(出し切って)すがすがしいレースで締めくくってほしい」とエールを送った。

 競技会場の状態については、平昌大会の会場と氷質が似ていると聞いたとし、無観客の環境は集中するのに良い面もあると予想した。

 また、「中継は言葉の結びをどうすればいいか分からず、インタビューとも違うので最初は大変だった」と、解説の難しさも打ち明けた。

 


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