オンラインでの参加者とあいさつを交わすWorld-OKTAのハ・ヨンファ会長=12日、ソウル(聯合ニュース)
オンラインでの参加者とあいさつを交わすWorld-OKTAのハ・ヨンファ会長=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在外韓国人最大の経済団体、世界韓人貿易協会(World-OKTA)が主催する「第25回世界韓人経済人大会」が12日午後、ソウルのグランドウォーカーヒルソウル(広津区)で開幕した。 国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースとソウル市が共催するこの大会は、韓国の中小企業と若者たちが海外に進出する機会を設ける場だ。 同大会は昨年ソウルで開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止され、1年遅れての開催となった。 今年は64カ国・地域の138都市で活動するWorld-OKTAの会員や韓国の中小企業関係者ら約1000人がオンラインとオフラインで参加する。 開会式には金富謙(キム・ブギョム)首相、文勝ウク(ムン・スンウク)産業通商資源部長官、権七勝(クォン・チルスン)中小ベンチャー企業部長官、与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表、最大野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長のほか、World-OKTAの名誉会長らが出席する。 今回の大会は、World-OKTAの創立40周年記念行事を兼ねて開催される。 韓国製品の海外市場進出支援や韓民族経済共同体の実現などを目的に1981年に設立されたWorld-OKTAは、64カ国・地域の138都市に支会を持ち、約3万2000人の会員が活動している。 World-OKTAのハ・ヨンファ会長は開会のあいさつで「この40年間で構築した韓人経済人ネットワークは、韓国企業の経済領土の継続的な拡張をサポートする韓国海外ビジネスの拠点だ」と述べた。 成耆洪(ソン・ギホン)聯合ニュース社長は「希望と不安、楽観と悲観が入り混じる現在の世界経済の状況を克服するため、World-OKTAが心強い支えになることを期待する」とあいさつした。 金富謙首相は「世界各地であらゆる困難の中でも韓民族の誇りを失わず、韓国の経済発展のために努力してきた韓人経済人の労苦に感謝する」と強調した。 大会2日目の13日には、国会世界韓人経済フォーラム、輸出商談会とショーケース、海外での就職を希望する求職者のための採用説明会や就職コンサルティングが行われる。 輸出商談会にはソウル市内の60社を含む108社の国内中小企業が参加。採用説明会では海外のWorld-OKTA会員企業70社と韓国の求職者約100人のオンライン面接が行われる。 14日には第21代World-OKTA会長選挙と閉会式、聯合ニュース社長主催の夕食会が行われる予定だ。第21代会長候補には日本からキム・ヒョンテ氏(福岡支会)、張永軾(チャン・ヨンシク)氏(東京支会)が立候補した。 World-OKTAの会員は海外で主に流通・貿易・製造業に従事し、電子製品、生活雑貨など中小企業の製品の海外進出をサポートする拠点の役割を果たしている。 産業通商資源部は在外韓国人の貿易関係者を韓国企業の海外進出や輸出に寄与する国家インフラとして育成するため、2003年から海外同胞の経済関係者の連帯強化などを支援してきた。 また、World-OKTAを通じて海外支社の設置が困難な中小・中堅企業の海外支社の役割を代行する海外支社化事業、韓国の若者を会員企業が直接雇用する海外就職支援事業を推進している。
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