念願のソロデビュー&ソロツアー開催を果たした「FTISLAND」ジェジン
念願のソロデビュー&ソロツアー開催を果たした「FTISLAND」ジェジン
「FTISLAND」のベーシスト・ジェジンが、初のソロミニアルバム「scene.27」を引っ提げ、東京・愛知・大阪をめぐるソロツアーを行い、10月23日(水)に「LEE JAE JIN(from FTISLAND)1st Solo Mini Live Tour “Love Like The Films”」を東京・中野サンプラザで開催した。その夜公演の模様をレポートする。

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 襟元に黒いスパンコールが輝く、赤いジャケット姿で登場したジェジン。オープニングは、ソロミニアルバムのタイトル曲「Love Like The Films」からスタート。100曲近いデモ曲の中から迷わずタイトル曲に選び、自身の幼少期から現在に至るまでを振り返りながら、未来に向かって歩き出そうという想いを歌詞に綴った楽曲に仕上がっている。続く、「KILLING ME PLZ」では、少しけだるそうな雰囲気を醸し出しつつ、体でリズムを刻みながら大人の色気でファンを魅了した。

 トークになると、いつものキュートな笑顔で「よし!いよいよ始まりました!ライブツアーにようこそ!」と、軽快に話し始めるジェジン。昼の部は、かなり緊張してしまったようだが、夜の部はだいぶ気持ちが落ち着いたと照れくさそうに話した。

 今回のツアーでは、「FTISLAND」の楽曲もジェジンスタイルのアレンジで披露。「Primadonnna」や「Wing」、さらに期間限定ユニット「FT.triple」の「Love Letter」など、懐かしい選曲にファンも大喜び。ファンの盛り上がりを喜びながら「すごく楽しい!でも、すごくツラいですね!息する暇がない(笑)」と、1人で歌い続ける大変さを身をもって感じた様子。

 トークでは、入隊したリーダーのホンギの話へ。「この間、訓練所からマネージャーさんに電話があって、お尻に敷く温かいクッションを送ってくれって(笑)あと、スピーカーフォンで僕も聞いてたら『ジェジンに会いたい』って言ってて、最初は軍隊は誰でも行くところなんだから何言ってんだ!ぐらいに思ってたけど、最近はすごくお兄さんに会いたいです。寂しいですね」と、率直な想いを打ち明けた。

 「今回のアルバムは、自分のスタイルの曲でもあり、いいクオリティの曲で、いいクオリティのアルバムが作りたいということだけを考えて作ったアルバムです。本当に自分で言うのもあれですけど、なかなかいいアルバムだと思います。これからも誰かに教えてあげてね(笑)ついに自分だけの音楽を見せられて感動したし、こんなにたくさんのみなさんの前で歌えるってありがたいです」と話し、最後はやはりベーシスト・ジェジンとしてベースを弾きながら「FTISLAND」の「Polar Star」で、前半のライブコーナーを締めくくった。

 後半のトークコーナーではYUMIをMCに迎えて、ソロデビューについての想いやジェジンの生い立ちを写真とともに振り返った。「ソロデビューしたいと思ったのは2010年からだけど、それは楽器の練習をしなくていいホンギ兄さんがうらやましいと思ったから(笑)現実的にソロデビューしたいと思ったのは2017年。FNCのなかでチームでもソロでも活動する人が増えたから自分もやってみたいなと思ったけど、まだ僕には早いかなと思ったんです。まずは『FTISLAND』の活動をちゃんとしないといけないと思ったし、足りないとこも多かったし、何をみなさんにお見せすればいいかも決まってなかったので」と、ソロデビューについて真剣に向き合っていたジェジンに、会場からも感嘆の声が漏れた。

 ライブ前日の様子を聞かれると「22時に寝たけど、緊張で4回ぐらい起きました(笑)ベースの練習をしたり、シャワー浴びたり、歌詞を見返したり、寝ては起きてを繰り返してた(笑)」と、初のソロツアーを迎えるにあたって、かなり緊張していたことを明かした。

 話題は、ソロミニアルバムのタイトル曲「Love Like The Films」のPV撮影エピソードへ。事務所の後輩バンド「N.Flying」が友情出演している愛にあふれたPVとなっているが、今回1人での撮影は寂しくなかったかという質問には「PV撮るのが本当に早く終わったからよかったです(笑)メンバーがいると他のメンバーの撮影を待たないといけないから(笑)」と、いつもよりスピーディーに撮影が終わったことを喜んでいた。

 写真の振り返りでは、過去に出演したアイドル運動会でメンバーのスンヒョンからバックハグされている写真や、手でハートマークを作って微笑んでいる中学校の卒業アルバムなど、ファン必見の写真がずらりと並んだ。最新の1枚として、現在韓国で出演しているミュージカルの写真が取り上げられ、劇中の歌をアカペラで生披露してくれる場面も。

 ファンとのフォトタイムも楽しんだジェジンが、最後にファンに向けて感謝の想いを伝えた。「昼の部はもうちょっと緊張しなければよかったなって申し訳なく思っています。でも、それがあったから夜の部はちゃんと楽しくできたと思います。やってないことをやるのは難しいけど、1度やってみれば船が水の上をちゃんと進むように、いいところにいけると思います。10月は韓国でミュージカルもやりながら、日本のライブツアーもやって休めなかったんですけど(笑)、みなさんのおかげで逆に力をもらって頑張れたと思います。本当にありがとうございます。これからも頑張って、自分のことをちゃんと見て、かっこよくて、かわいい、そしてセクシーで何でもできる人になりたいなと思います。僕は野望がデカい人です。これからどうやって成長していくのか楽しみにしていてください」と、ジェジンらしい真面目なあいさつにファンからは大きな拍手が送られた。


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