俳優テジュ
俳優テジュ
1980年から連載されたえびはら武司の漫画「まいっちんぐマチコ先生」。TVアニメ化されると「まいっちんぐ!」というセリフが流行語になり、社会現象となるほどの人気を博し、その後、グラビアアイドルの登竜門となる数々の実写化や、これまで3度の舞台化もあった。この度、同作品がミュージカルになって4度目の舞台化が決定。2018年11月10日(土)~11 月13日(火)にR’sアートコートにて「ミュージカル・まいっちんぐマチコ先生~画業45周年だよマンガ道~」の上演が始まった。

 今回、原作者であるえびはら武司先生が自らプロデュース、総合演出を務める究極のミュージカル版「まいっちんぐマチコ先生」が誕生。マチコ誕生の裏側を描いた「まいっちんぐマンガ道」のエピソードも加えた完全オリジナル新作ストーリーとなっている。また上演中は日替わりでブル中野、なべやかん、猫ひろし、ザ・グレート・サスケ、児島みゆきらが特別授業を行う豪華ゲストとして出演、何度観覧しても新鮮なミュージカルとなっている。

 主演のマチコ先生役は、人気グラビアアイドルの和地つかさ。そして韓国からは人気急上昇中の俳優テジュが出演、謎の留学生を熱演している。初日の公演前に行われたゲネプロ終了後に本番を控えた心境を語ってくれた。

 舞台は有名漫画家のアシスタントをしている若きえびはら武司が、自分だったらどんな漫画を描きたいのか想像するところから始まる。そして、ちょっぴりエッチな中学校の先生を主人公にしたストーリーを考え始める。ここから想像の中のキャラクターたちが舞台で愉快なストーリーを繰り広げる。

 あらま学園に新任の教師とやってきた和地つかさ演じるマチコ先生は、ピンクのジャケットに胸元が強調されたトップス、赤いミニスカートというキュートでセクシーないで立ち。そのため年ごろの男子の注目の的となる。男子に胸を触られても片足をあげ「まいっちんぐ」という決めゼリフで明るく乗り切る先生だ。

 男子のほか個性溢れる女子たちもたくさんの賑やかな学園にやってきたのが謎の転校生のテジュ。青色の髪にジャケットスタイルでミステリアスな雰囲気を見せながら学校の女子たちに受け入れられる。日本人のような完璧な日本語のセリフと留学生のふりをするカタコトの日本語を使い分けるほか、ソロダンス、学生たちとの息の合った集団ダンスなど、多くの場面で魅せた。

 ミュージカルでは校長がからんだ謎に迫るため生徒や先生が奮闘し、緊迫したシーンもあるものの、全体的に楽しい雰囲気で見る人の心を明るくする。
ゲネプロで出演者たちが見事なチームワークと明るいエネルギーを見せて期待を高めた後、テジュが本番を控えた心境を語ってくれた。


Q.ゲネプロを終えて間もなく本番ですが心境はいかがですか?

テジュ:いつも思うことなのですが、個人的にはまだ満足していないんです。これから毎日個人練習を続けていきたいと思っています。でもあんまり緊張はしていないんです(笑)舞台の上に上がったら緊張しないタイプなんですよね。


Q.今回けっこう久しぶりのダンスですよね?さすがという感じで光っていましたね。

テジュ:本当ですか?ありがとうございます(笑)久しぶりのダンスは…やっぱり楽しいですね!演技で体を動かすことも好きですが、ダンスで体を動かすことが好きですので。


Q.本作はキャストがすごく多いですが、チームワークはいかがですか?

テジュ:皆優しいです。稽古の時、僕は映画の撮影を並行していて参加できない時間もあって。だから他の方たちよりは一緒にいる時間が短かったと思うのですが、それでもとても雰囲気が良いです。お互い冗談も言い合ったりして、楽しいですね。


Q.テジュさんは日本の漫画がとてもお好きだそうですが、特に好きな作品は何ですか?

テジュ:う~ん、好きなものが多すぎて難しいですね…(笑)でも最近また見ているのは「幽遊白書」です。アニメも3回は見たし、漫画本でも4、5回は見たと思いますね。最近Netflixでやってて、時間ある時に見ています。


Q.作品の中で特にここを見てほしいというポイントを教えてください。

テジュ:どこを特に見たらいいかというポイントがないのがポイントだと思うんです。何も考えないで、何も期待や予想をしないで空っぽの状態で見て、考えずに楽しめる作品だと思います!漫画みたいに楽な気持ちで見れることができる作品です!


 ポップで明るい作品の中で、他の出演者とは一味違った雰囲気を醸し出すテジュの演技、ダンスをぜひ劇場で確認してみてほしい。



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