監督のカン・ジェギュ、音楽監督のイ・ドンジュンが映画「あの人に逢えるまで」の先行試写会登壇
監督のカン・ジェギュ、音楽監督のイ・ドンジュンが映画「あの人に逢えるまで」の先行試写会登壇
<b>◆韓国映画の歴史を変えた「シュリ」について</b>
戦争、分断の歴史の本質的な痛みを描かなければ前に進めない。南北分断のテーマは、他の人が手をつけなくても私だけでも、このテーマを、描き続けなければと思っています。
「シュリ」は韓国で「タイタニック」(450万人)を超えて650万人の動員。南北をテーマに、特に北朝鮮を描くことはそれまでタブー視されていたが、大ヒットすると180度見方が変わった。ヒットすると分かると色んな作品が作られるようになりました。このような南北問題は他の国で作れるものでない、韓国だけが作れるものだという強みにもなりましたね。

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<b>◆「あの人に逢えるまで」について</b>
私は南北関係について関心が強いのでインタビューやニュース、ドキュメンタリーは常に見ています。「あの人に逢えるまで」の話は特定のモデルがいるわけではありませんが、こういう話は実際に多いです。近代史においてこれ程の悲劇はないでしょう。現在の韓国では離散家族が過去に一千万人いましたが、今は二万人しか残っていない。まだ生きている方がいるうちに、この悲しさ、辛さを残さないといけない。離散家族を表現する映画は必要だと強く感じています。

<b>◆朝鮮戦争勃発の6/25を目前に行った今日の上映について</b>
日本の皆さん、韓国の人々にとっても戦争は他人事ではありません。離散家族の苦しみ、家族との別れ、たくさん経験してきました。
朝鮮戦争は3年間で400万人の戦死者、65年間の分断という悲劇を生みました。毎日のようにテロや戦争が起こっています北朝鮮のミサイルという問題もあります。私たちは共に隣国に住むもの同士、戦争は決して起こしてはいけない、戦争に反対するところから、未来を切り開いていきましょう。


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